高安動脈炎患者を対象としたウステキヌマブの第3 相多施設共同,ランダム化,二重盲検,プラセボ対照,並行群間比較試験

目的

本治験の目的は、高安動脈炎(TAK)再発患者において、経口グルココルチコイド(GC)漸減レジメンと併用したウステキヌマブの有効性をプラセボと比較検討することである。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

高安動脈炎


治験フェーズ

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上75歳 以下


選択基準

選択基準:

‐ 治験薬投与開始前12週間以内の、経口グルココルチコイド(GC)7.5 mg/日以上(プレドニゾロン換算)の投与中に、高安動脈炎(TAK)が再発した患者

‐ 再発した高安動脈炎に対する適切な治療として、経口グルココルチコイド(GC)15 mg/日(プレドニゾロン換算)以上投与され、かつ治験薬の初回投与前2週間以上一定量を投与されている必要がある

‐ 高安動脈炎に対して経口抗血小板薬(アスピリン、クロピドグレル、チクロピジン等を含むがこれらに限定されない)又は抗凝固薬(ワルファリン等を含むがこれらに限定されない)の投与を受けている場合、治験薬の初回投与前に2週間以上、一定用量で使用されていること。ワルファリンについては、プロトロンビン時間及び国際標準比(PT-INR)を2.0~3.0で維持するために1~5mg/日の範囲で調整する(70歳以上の被験者の場合、PT-INRを1.6~2.6で維持する)。

‐ スクリーニング前に潜在性又は活動性結核(TB)の既往歴がない。ただし、潜在性TBの既往があり、現在潜在性TBに対する治療を受けている被験者、治験薬の初回投与の3週間以上前に潜在性TBの治療を開始する被験者、又は治験薬の初回投与前3年以内に潜在性TBの適切な治療を完了した記録されている被験者は例外とする。過去の抗結核治療の妥当性を確認し、適切な記録を提供することは、治験責任(分担)医師の責任とする。

‐ 高安動脈炎に対して経口降圧薬の投与を受けている場合、治験薬の初回投与前2週間以上、一定用量で使用されていること


除外基準

除外基準:

‐ 現在、重症又はコントロール不良の高安動脈炎の合併症を有する被験者(例;高血圧:適切な治療にも反応しない者,大動脈瘤:直近での手術を要する径の大きい者,又は進行性病変を有する者,大動脈弁閉鎖不全:心不全をきたす者,冠動脈病変:重度の狭窄を有する者)。

‐ 治験薬投与開始前4週間以内に免疫抑制剤(メトトレキサート(MTX)、アザチオプリン(AZA)、ミコフェノール酸モフェチル(MMF)、経口トリアムシノロン(TAC)、経口シクロスポリンA)を使用した者

‐ スクリーニング前12ヵ月以内にBacille Calmette-Guerin(BCG)ワクチン接種

‐ 重大疾患/病態、又は不安定な病状[例:肝機能不全又は腎機能不全(推算クレアチニンクリアランスが60 mL/min未満)、重大な心臓障害、血管障害、肺障害、胃腸障害、内分泌障害、神経性障害、血液学的障害、リウマチ性疾患に伴う障害、精神障害又は代謝障害の既往]、いずれかの臓器系の疾患、又は活動性の急性/慢性感染症がみられ、治験責任(分担)医師により、本治験への参加によってリスクが著しく高まると考えられる場合

‐ 経口グルココルチコイドの漸減が適切でない、ステロイド依存性の状態[例:ステロイド依存性喘息、慢性閉塞性肺疾患等]

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

二重盲検期に高安動脈炎が再発するまでの期間

再発イベント35件発生時点まで(最長24ヵ月)

高安動脈炎の再発は、以下の5項目のうち2項目以上満たすと医師が判断した徴候又は症状の発現、と定義する:

客観的評価による全身症状,主観的評価による全身症状,炎症マーカーの上昇,血管病変又は臓器病変を伴う虚血症状


第二結果評価方法

TEAEが認められた被験者数

最長3年間

有害事象(AE)とは、治験薬の投与を受けた被験者に生じた、あらゆる好ましくない医療上のできごとをいい、治験薬との因果関係は問わない。TEAEは治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化したAEと定義する。

TEAEが認められた被験者の、5%の頻度閾値を満たす器官別大分類(SOC)別の人数

最長3年間

AEとは、治験薬の投与を受けた被験者に生じた、あらゆる好ましくない医療上のできごとをいい、治験薬との因果関係は問わない。TEAEは治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化したAEと定義する。

治験薬投与後に発現した重篤な有害事象(SAE)が認められた被験者数

最長3年間

重篤な有害事象とは、投与量を問わず死亡に至る可能性のある、生命を脅かす、入院若しくは入院期間の延長が必要となる、永続的若しくは顕著な障害・機能不全に陥る、先天異常・先天性欠損をきたす、又は医薬品を介した感染因子伝播が疑われる、あらゆる好ましくない医療上のできごとである。治験薬投与後に発現したSAEとは、治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化したSAEと定義する。

二重盲検期に高安動脈炎が再発(Kerr の定義)するまでの期間

再発イベント35件発生時点まで(最長24ヵ月)

再発までの期間は、治験責任(分担)医師によって「再発の徴候あり」と判断された項目が4 項目[全身症状(客観的又は主観的評価)、炎症マーカーの上昇、血管病変、臓器病変を伴う虚血症状]中、2 項目以上あることで定義される。

二重盲検期に高安動脈炎が再発(臨床症状のみ)するまでの期間

再発イベント35件発生時点まで(最長24ヵ月)

以下の4 つの臨床項目のうち1 項目以上を満たす被験者は、臨床症状の定義に基づき再発とみなす。1)全身症状(客観的評価)、2)全身症状

(主観的評価)、3)血管病変、4)臓器病変を伴う虚血症状。

二重盲検期に再発の徴候を定義した各項目で「再発の徴候あり」と判断されるまでの期間

再発イベント35件発生時点まで(最長24ヵ月)

再発までの期間は、治験責任(分担)医師によって「再発の徴候あり」と判断された5 項目[全身症状(客観的評価)、全身症状(主観的評価)、炎症マーカーの上昇,血管病変,臓器病変を伴う虚血症状]であることで定義される。

二重盲検期に再発の徴候を定義した各項目で「再発の徴候あり」と判断された被験者の割合

再発イベント35件発生時点まで(最長24ヵ月)

二重盲検期終了時までの期間中に5 項目[全身症状(客観的評価)、全身症状(主観的評価)、炎症マーカーの上昇,血管病変,臓器病変を伴う虚血症状]の各々で「再発の徴候あり」と判断された被験者の割合を報告する。

二重盲検期の経口グルココルチコイドの累積用量

再発イベント35件発生時点まで(最長24ヵ月)

二重盲検期終了時までの経口GCの累積用量(プレドニゾロン換算)を報告する。

二重盲検期に投与した経口グルココルチコイド用量のベースラインからの変化

ベースラインからDB期終了時まで(最長24ヵ月)

二重盲検期に投与した経口グルココルチコイド用量(プレドニゾロン換算)のベースラインからの変化を報告する。

二重盲検期に経口グルココルチコイド用量5 mg/日以下を達成した被験者の人数

最長24ヵ月

二重盲検期に経口グルココルチコイド用量5 mg/日(プレドニゾロン換算)以下を達成した被験者の人数を報告する。

二重盲検期における画像評価のベースラインからの変化

ベースライン時、Week 0から24週間に1回ずつ、及び再発確認来院時(最長24ヵ月)

二重盲検期に経口グルココルチコイド用量5 mg/日以下を達成した被験者の人数を報告する。画像評価では、狭窄、閉塞及び動脈瘤などの血管病変、

動脈壁の肥厚、血管壁の造影効果及び浮腫の存在を磁気共鳴血管造影(MRA)を用いて評価する。

二重盲検期に測定したCRPのベースラインからの変化

ベースライン時、最長24ヵ月

二重盲検期に測定したCRPのベースラインからの変化を報告する。

二重盲検期終了時までの赤血球沈降速度(ESR)のベースラインからの変化

ベースライン時、最長24ヵ月

二重盲検期に測定したESRのベースラインからの変化を報告する。

ウステキヌマブの血清中濃度

治験終了時まで(最長3年間)

ウステキヌマブの血清中濃度を報告する。

抗ウステキヌマブ抗体陽性の被験者数

治験終了時まで(最長3年間)

抗ウステキヌマブ抗体陽性の被験者数を報告する。

利用する医薬品等

一般名称

ウステキヌマブ(遺伝子組換え)、ウステキヌマブ(遺伝子組換え)、プラセボ


販売名

Stelara Subcutaneous Injection(ベルギー、スイス)、Stelara Intravenous Infusion(ベルギー、スイス)、なし

組織情報

実施責任組織

ヤンセンファーマ株式会社


住所

東京都千代田区西神田3-5-2