進行肝細胞癌患者に対する一次治療としてのMK-1308A(MK-1308及びペムブロリズマブの配合剤)とレンバチニブ(E7080/MK-7902)の併用療法の安全性及び有効性を評価する多施設共同第Ⅱ相試験
目的
同じ対象疾患の治験
(41件)- ・未治療の進行/転移を有する肝細胞がん患者を対象にRelatlimab、ニボルマブ及びベバシズマブの併用療法の安全性を確認する二重盲検プラセボ対照ランダム化第1/2 相試験
- ・局所肝細胞癌患者を対象として、デュルバルマブ、トレメリムマブ、及びレンバチニブの肝動脈化学塞栓療法(TACE)との併用療法を評価する国際共同試験
- ・切除不適Intermediate Stage肝細胞癌に対するレンバチニブおよび肝動脈化学塞栓併用療法後の外科的切除の有効性・安全性に関する多施設共同非盲検探索的臨床研究
- ・大血管腫瘍浸潤を伴う切除不能肝細胞癌を対象とした大血管腫瘍浸潤部への体幹部定位放射線療法(SBRT)施行後アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法の単群第Ⅱ相試験
- ・免疫チェックポイント阻害薬不応/不適の肝細胞癌患者を対象としたレンバチニブとシスプラチン肝動注化学療法の併用療法の第II相試験
参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳 以上上限なし
選択基準
・画像診断学的、組織学的又は細胞学的に肝細胞癌と確定診断された患者(線維層板型、及び肝細胞癌と胆管癌の混合型は除く)
・ BCLC 病期分類で Stage C、あるいは局所療法が適さない又は局所療法に無効であるStage B の患者で、根治的治療の対象とならない患者
・ 治験薬投与開始前7日以内の Child-Pugh スコアが分類 A の患者
・ 3ヵ月を超える生存が見込まれる患者
・ RECIST 1.1に基づき、BICR によって判定された測定可能な肝細胞癌の病変を1つ以上有する患者
・治験薬初回投与前7日以内のEastern Cooperative Oncology Group(ECOG)Performance Status(PS)が0又は1の患者
・コントロールされた(治療中の)B 型肝炎患者は以下の基準を満たす場合に組入れ可能とする:HBV に対する抗ウイルス薬を治験薬投与開始前4週間以上投与し、治験薬投与開始前のHBV ウイルス量が500 IU/mL 未満である。
・高血圧治療薬の使用有無を問わず、血圧が十分にコントロールされている患者
・適切な臓器機能を有する患者
除外基準
・ 6ヵ月以内に食道又は胃の静脈瘤出血があった患者
・ 出血性若しくは血栓性疾患を合併している患者、又は第 X 因子阻害剤若しくは国際標準比(INR)モニタリングを要する抗凝固薬(例:ワルファリン若しくはその類薬)を使用している患者。
・ 身体所見にて臨床的に明らかな腹水が確認できる患者
・ 画像検査に基づき下大静脈への浸潤又は肝細胞癌の心臓病変が確認された患者
・ 6ヵ月以内に肝性脳症(治療に反応しない)であると臨床的に診断された患者
・ あらゆる種類の造影画像検査(CT 又は MRI)を不可とする医学的禁忌を有する患者
・ 消化管吸収不良、消化管吻合又はその他のレンバチニブの吸収に影響を与えうるあらゆる状態を有する患者
・ Grade 3以上の既存の消化管瘻又は消化管以外の瘻を有する患者
・ 治験薬初回投与前3週間以内に活動性喀血(小さじ1/2以上の鮮血)を認めた患者
・ 治験薬初回投与前12ヵ月以内に臨床的に重大な心血管系の機能不全[ニューヨーク心臓協会(NYHA)ClassⅢ若しくはⅣのうっ血性心不全、不安定狭心症、心筋梗塞、脳血管障害、又は不安定な血行動態に伴う不整脈等]の既往・合併を有する患者
・ 治験薬初回投与前4週間以内に肝臓に対する大手術を受けた患者
・ 治験薬初回投与(1コースの1日目)前7日以内に小手術(単純切除)を受けた患者
・ 重篤な非治癒性の創傷、潰瘍又は骨折を有する患者
・ 肝細胞癌に対する全身化学療法化学療法化学療法(抗VEGF 療法を含む)又は開発段階の全身性抗がん療法の治療歴のある患者
・抗PD-1、抗PD-L1、抗PD-L2の薬剤又は他の補助刺激性若しくは共抑制性T 細胞受容体を標的とした薬剤の治療歴を有する患者
・治験薬初回投与前4週間以内に肝臓に対する局所治療を受けた患者
・治験薬初回投与前2週間以内に肝臓以外の部位に放射線療法を受けた患者
・治験薬初回投与前30日以内に生ワクチン又は弱毒生ワクチンの接種を受けた患者
・現在他の治験薬の治験に参加している、又は治験薬初回投与前4週間以内に他の治験薬の治験に参加した若しくは治験用の医療機器を用いた患者
・免疫不全状態と診断された患者、又は治験薬初回投与前7日以内に長期全身性ステロイド療法(プレドニゾロン換算で10 mg/日超)や他の免疫抑制療法による治療を受けた患者
・過去3年以内に進行性又は治療が必要な他の悪性腫瘍を有する患者
・ 中枢神経系への転移又は癌性髄膜炎の既往又は徴候(治験担当医師の診断による)を有する患者
・ 治験薬又は治験薬の添加剤に対する重度(Grade 3以上)の過敏症を有する患者
・ 過去2年以内に全身性の治療(疾患修飾薬、コルチコステロイド又は免疫抑制剤)を要した活動性の自己免疫疾患を有する患者
・ 間質性肺疾患/肺臓炎を合併、若しくはステロイド投与が必要な(非感染性の)間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者
・ 全身性の治療を必要とする活動性の感染症を有する患者(HBV 及びHCV を除く)
・ ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の既往を有する患者
・ 組入れ時に活動性のHBV 感染(HBs 抗原陽性及び/又はHBV DNA の検出)とHCV 感染(HCV 抗体陽性及びHCV RNA の検出)を重複している患者
・治験担当医師の判断により、治験結果に影響を与える、患者の治験の完遂を妨げる、又は、患者の治験の参加が患者の利益とならないと考えられるあらゆる疾患、治療歴又は臨床検査値異常の既往又は合併を有する患者
・ 治験の実施に影響を与える可能性があると判断された精神疾患又は薬物乱用障害を有する患者
・同種組織/臓器の移植歴を有する患者
治験内容
介入研究
主要結果評価方法
・安全性及び忍容性
・客観的奏効率(ORR)
第二結果評価方法
・奏効期間(DOR)
・病勢コントロール率(DCR)
・無増悪生存期間(PFS)
・無増悪期間(TTP)
・全生存期間(OS)
利用する医薬品等
一般名称
ペムブロリズマブ、MK1308A(Quavonlimab)/ペムブロリズマブ、レンバチニブ
販売名
キイトルーダ点滴静注100mg、なし、レンビマカプセル4mg
組織情報
同じ対象疾患の治験
(41件)- ・未治療の進行/転移を有する肝細胞がん患者を対象にRelatlimab、ニボルマブ及びベバシズマブの併用療法の安全性を確認する二重盲検プラセボ対照ランダム化第1/2 相試験
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