慢性B 型肝炎ウイルス感染患者を対象に,JNJ-73763989,核酸アナログ製剤,及びペグインターフェロン-α2a の投与の有効性,安全性,忍容性,及び薬物動態を評価する第2相,非盲検,多施設共同試験

治験

目的

本試験の目的は、投与レジメンである,24 週間のJNJ-73763989+24 週間の核酸アナログ製剤(NA)+12 又は24 週間のペグインターフェロン-α2a(PegIFN-α2a)(PegIFN-α2a の即時又は遅延開始)におけるB 型肝炎ウイルス表面抗原(HBsAg) のベースラインからの変化に基づく有効性を評価すること。

基本情報

募集ステータス
研究終了

対象疾患

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上65歳 以下


選択基準

スクリーニング時の身体所見,病歴,バイタルサイン,及び12 誘導心電図(ECG)に基づき,医学的に安定している

・被験者の体格指数は18.0 kg/m2 以上35.0 kg/m2 以下でなければならない。

・B型慢性肝炎の被験者は以下の状態である必要がある: a) B 型肝炎ウイルスe 抗原(HBeAg) 陰性 b) 抗HBe 抗体陽性 c)スクリーニングの2 年以上前から,核酸アナログ製剤(NA) による治療を受けている d)6 カ月以上間隔を空けた連続2 回の測定で,血清B 型肝炎ウイルス(HBV)デオキシリボ核酸( DNA) が60 IU/mL 未満である必要がある。 e)6 カ月以上間隔を空けた連続2 回の測定で,アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT) 値が基準値上限(ULN) の2 倍未満である。

スクリーニング時に血清中B 型肝炎表面抗原(HBsAg)が5 IU/mL を超えていなければならない。

スクリーニング前6 カ月以内のフィブロスキャンによる肝硬度の測定値が9.0 kPa 以下


除外基準

・肝硬変又は門脈圧亢進症の既往又は徴候

・A型、 C型、 D型、 E型肝炎ウイルス感染の所見、又はヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の所見

HBV 以外の病因による肝疾患

スクリーニング前12 カ月以内に,臨床的に重要な薬物又はアルコール乱用歴がある

・治験責任(分担)医師の判断により、国・地方の添付文書(Pegasys SmPC又はPegasys USPI参照)に記載されているPegIFN-α2aの追加除外基準のいずれかに該当する被験者。PegIFN-α2aに関する重要な除外基準には以下が含まれる:a)自己免疫障害に一致する兆候又は症状を呈する。b)骨髄抑制を認める。c)投薬によるコントロールが不良な低血糖、高血糖及び/又は糖尿病。d)治験開始時に眼疾患を有する。e)以下の臨床検査値異常が1つ以上認める:i)絶対好中球数が1,500 cells/mm3未満(黒人又はアフリカ系アメリカ人では1,000 cells/mm3未満)。ii)血清血清血清クレアチニンクレアチニンクレアチニンがULNの1.5倍を超える。 iii)甲状腺機能のコントロール不良[甲状腺刺激ホルモン(TSH)及びチロキシン(T4)]f)治験開始時に重度のうつ病、自殺念慮、自殺企図などの重度精神疾患の既往を有する、又は現在、一定の用法用量の治療ではコントロール不良なうつ病又はその他の精神疾患を有する被験者。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

Week24(EOSI)にHBsAgがベースラインから2log10 IU/ml以上低下した被験者の割合


第二結果評価方法

・有害事象を発現した被験者の割合(AE):72週目まで:AEとは、臨床試験に参加している被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとであり、必ずしも試験中の薬剤/生物学的製剤との因果関係があるもののみを示すものではない。

・重篤な有害事象(SAE)が発現した被験者の割合:72週後まで:SAEとは、以下の転帰のいずれかに至った又はその他の理由で重要と判断されたAEである:死亡;初回入院又は入院期間の延長;生命を脅かす経験(差し迫った死の危険);永続的又は顕著な障害・機能不全;先天異常。

・臨床検査値異常が認められた被験者の割合:72週目まで:臨床検査値異常(血液学的検査、血液生化学的検査、血液凝固検査、尿検査、尿生化学的検査、腎バイオマーカーを含む)が認められた被験者の割合を報告する。

・12誘導心電図の異常が認められた被験者の割合:28週目まで:12誘導心電図の異常(心拍数、 PR, QRS及び補正QT[QTc])が認められた被験者の割合を報告する。

・バイタルサインの異常が認められた被験者の割合:72週目まで:バイタルサインの異常(収縮期血圧(SBP)、拡張期血圧(DBP)、脈拍数)が認められた被験者の割合を報告する。

・眼科検査で異常が認められた被験者の割合:Week8:眼科検査で異常が認められた被験者の割合を評価する

・身体所見の異常が認められた被験者の割合:Week24:身体所見の異常が認められた被験者の割合を評価する

・Week24EOSI又は追跡調査(FU)期Week2の結果に基づき治験実施計画書に定義されるNA投与完了基準を満たす被験者の割合:Week24(EOSI)とFU期Week2:Week24(EOSI)又はFU期Week2の結果に基づき治験実施計画書に定義されるNA投与完了基準を満たす被験者の割合を報告する

・追跡調査(FU) 期間中のWeek 24 及び48に核酸アナログ製剤(NA)投与を再開せずにB 型肝炎表面抗原(HBsAg)セロクリアランスが認められる被験者の割合:追跡調査期間中のWeek24及び48:FU 期間中のWeek 24 及び48(Week 24 に全ての治験薬投与を完了してから)にNA投与を再開せずにHBsAgセロクリアランスが認められる被験者の割合を評価する

・追跡調査期間中のWeek 24 及び48にNA 投与を再開せずにB型肝炎ウイルス(HBV)デオキシリボ核酸( DNA) 量が定量下限(LLOQ) 未満である被験者の割合:追跡調査期間中のWeek24及び48:FU 期間中のWeek 24 及び48(Week 24 に全ての治験薬投与を完了してから)にNA 投与を再開せずにHBV DNA 量がLLOQ 未満である被験者の割合を評価する

・ウイルス学的フレアが認められた被験者の割合:Week72まで:ウイルス学的フレアが認められた被験者の割合を評価する

・生化学検査上のフレアが認められた被験者の割合:Week72まで:生化学検査上のフレアが認められた被験者の割合を評価する

・NAの再投与が必要な被験者の割合:Week72まで:NA再投与基準に基づいてNAの再投与が必要な参加者の割合を評価する。

・HBsAg,B 型肝炎ウイルスe 抗原(HBeAg),HBV DNA,及びアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT) の値がそれぞれのカットオフ値を下回る/上回る被験者の経時的な割合:Week72まで:HBsAg,HBeAg,HBV DNA,及びALT の値がそれぞれのカットオフ値を下回る/上回る被験者の経時的な割合を評価する。

・HBsAg のセロコンバージョンが認められる被験者の割合:Week72まで:HBsAg のセロコンバージョンが認められる被験者の割合を評価する。

・HBsAg のベースラインからの経時的な変化:ベースラインからWeek72まで:HBsAg のベースラインからの経時的な変化を評価する。

・HBsAg のセロクリアランス/セロコンバージョンを達成するまでの期間:72週まで:HBsAg のセロクリアランス/セロコンバージョンを達成するまでの期間を評価する。

・LLOQ 未満のHBV DNA を達成するまでの期間:72週まで:LLOQ 未満のHBV DNA を達成するまでの期間を評価する。

・ウイルス学的ブレイクスルーが認められた被験者の割合:24週まで:ウイルス学的ブレイクスルーが認められた被験者の割合を評価する。

・血清中JNJ-73763989の濃度(JNJ-73763924及びJNJ-73763976):1,29,85,113,169日目:血清検体を分析し、JNJ-73763989(JNJ-73763924及びJNJ-73763976)の濃度を測定する。

・血清中NA濃度:1,29,85,113,169日目:血清検体を分析してNA濃度を測定する。

・血清中PegIFN-α-2 aの濃度:1,29,85,113,169日目:血清試料を分析してPegIFN-α-2 a濃度を測定する。

利用する医薬品等

一般名称

JNJ-73763989、PegIFN-alpha-2a、Tenofovir disoproxil、Tenofovir Alafenamide(TAF)、エンテカビル(ETV)水和物


販売名

なし、Pegasys(EU/US)、Viread(EU/US)、Vemlidy(EU/US)、Entecavir(EU/US)