EGFRエクソン20挿入変異を有する非小細胞肺癌患者を対象に一次治療としてTAK-788を投与したときの有効性をプラチナ製剤ベースの化学療法と比較する第3相多施設共同非盲検ランダム化試験

治験

目的

本治験の主な目的は上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)エクソン20挿入変異を有する局所進行又は転移のある非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、一次治療としてTAK-788を投与したときの有効性をプラチナ製剤ベースの化学療法と比較し評価することである。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1. 根治治療が適応とならない組織学的又は細胞学的に非扁平上皮局所進行性、再発又は転移のある(ステージIV)NSCLC と確定診断された者。

2. EGFRエクソン20インフレーム挿入変異(重複変異とも呼ばれる)について、米国では臨床検査室改善法認定の検査施設、米国以外では治験実施国又は地域認定の検査施設での検査記録を有する者。治験依頼者がエクソン20 挿入変異の状態を確認するために、実施医療機関での分子検査報告書の提出を求めることがある。EGFRエクソン20挿入変異は、承認済みのEGFR TKIで適応とされているEGFR変異(すなわち、エクソン19の欠失、L858R、T790M、L861Q、G719X 又はS768I、ここで、Xはその他のアミノ酸を指す)を除き、単独又は他のEGFR変異若しくはヒト上皮細胞増殖因子受容体2 (HER2)変異を伴うものも可とする。

3. 中央検査機関でのEGFRエクソン20インフレーム挿入変異の確認のために、原発部位又は転移部位から利用可能な十分な腫瘍組織を有している者。

4. 固形がんの治療効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づく測定可能病変を一つ以上有している者。

5. 3ヵ月間以上の余命が期待できる者。

6. Eastern Cooperative Oncology Groupperformance statusのスコアが0又は1の者。


除外基準

1. 抗悪性腫瘍薬の胸腔内注射といった局所投与を含む、局所進行病変又は転移のある病変に対する全身療法の治療歴がある者。

- ステージI からIII の病変に対する補助療法(ネオアジュバント若しくはアジュバント)としての化学療法若しくは免疫療法、又は局所進行病変に対する化学療法と放射線治療の併用療法については、転移が認められる6 ヵ月超前に完了している場合は可とする。

2. ランダム化前14日以内に放射線療法を受けた者、又は放射線療法に関連した毒性が消失していない者。

3. ランダム化前10日以内に中程度若しくは強力なチトクロームP450(CYP)3A阻害薬、又は中程度若しくは強力なCYP3A誘導薬の投与を受けた者。

4. NSCLC以外の原発性悪性腫瘍の診断を受けた者。

5. 脊髄圧迫、又は軟膜疾患を有する者。

6. コントロール不良な高血圧を有する者。高血圧を有する者は組入れ時に降圧療法を受けなければならない。

7. ランダム化前4週間以内に生ワクチンの接種を受けた者(ペメトレキセド、シスプラチン及びカルボプラチンの製品概要に従う。)

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 固形がんの治療効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づく独立評価委員会(IRC)判定による無増悪生存期間(PFS)

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

PFSは治験薬の割付日からRECIST第1.1版に基づく進行(PD)の基準が満たされた最初の日又は死亡のいずれか早い方までの時間間隔である。


第二結果評価方法

1. RECIST 1.1に基づく独立評価委員会(IRC)判定による客観的奏効率(確定ORR)

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

確定ORRは完全奏効(CR)又は部分奏効(CR)を達成した被験者の割合である。最初に奏効が認められた後、複数回の画像所見で4週間以上の効果持続がみられた場合、確定奏効とする。

2. 全生存期間(OS)

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

OSはランダム化された日から死亡までの期間と定義する。

3. RECIST第1.1版に基づく治験担当医師の判定によるPFS

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

PFSは治験薬の割付日からRECIST第1.1版に基づく進行(PD)の基準が満たされた最初の日又は死亡のいずれか早い方までの時間間隔である。

4. RECIST第1.1版に基づく治験担当医師の判定による確定ORR

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

確定ORRは完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)を達成した被験者の割合である。最初に奏効が認められた後、複数回の画像所見で4週間以上の効果持続がみられた場合、確定奏効とする。

5. IRC及び治験担当医師の判定による奏効期間

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

CR/PRの測定基準を最初に満たした時点(いずれか最初に記録された時点)からPDが最初に客観的に記録された日までの期間。

6. IRC及び治験担当医師の判定による奏効までの期間

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

奏効までの期間はランダム化された日からCR又はPRが最初に認められた日までの期間と定義する。

7. IRC及び治験担当医師の判定による病勢コントロール率(DCR)

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

CR、PR又は安定(SD)を達成した被験者の割合(SDの場合、ランダム化後最低6週間以上の間隔で測定値が1回以上SDの基準を満たさなければならない)。

8. EORTC QLQ-C30及びQLQ-LC13を用いた、患者報告による症状、機能及びHRQoL

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

EORTC QLQ-C30はがん専用の質問票で、5つの機能尺度(身体、役割、認知、情緒、社会生活)、3つの症状尺度(疲労感、疼痛、嘔気/嘔吐)及び全般的な健康状態/生活の質(QoL)の1尺度で構成される。6つの単一項目の尺度(呼吸困難、睡眠障害、食欲不振、便秘、下痢、経済的困難)も含まれる。元のスコアを0~100の範囲のスコアに換算する。機能尺度及び全般的な健康状態尺度ではスコアが高いほどHRQoLが良好であるのに対し、症状尺度ではスコアが低いほどHRQoLが良好であることを示す。(すなわち、症状又は疾患のレベルが低い。)

9. EORTC QLQ-C30及びQLQ-LC13を用いた、患者報告による症状

評価期間:最初の被験者の割付から、約40ヶ月まで

EORTC QLQ-C30はがん専用の質問票で、5つの機能尺度(身体、役割、認知、情緒、社会生活)、3つの症状尺度(疲労感、疼痛、嘔気/嘔吐)及び全般的な健康状態/生活の質(QoL)の1尺度で構成される。6つの単一項目の尺度(呼吸困難、睡眠障害、食欲不振、便秘、下痢、経済的困難)も含まれる。元のスコアを0~100の範囲のスコアに換算する。スコアが高いほど症状又は疾患のレベルが高いことを示す。

利用する医薬品等

一般名称

TAK-788


販売名

EXKIVITY(米国)