症候性かつ手術不能なPNを有する1歳以上7歳未満の小児のNF1患者を対象としたセルメチニブ顆粒剤の薬物動態、安全性及び有効性評価試験(SPRINKLE)
目的
症候性かつ手術不能なPNを有する小児NF1患者を対象にセルメチニブ顆粒剤の、安全性及び有効性を評価する。
基本情報
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アレクシオンファーマ合同会社
Takeo.Kamata@alexion.com
03-57950-0775
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参加条件
男性・女性
選択基準
1.代諾者(親又は保護者)が同意文書に署名した時点で1歳以上7歳未満の男女。2.治験実施計画書の規定に従い症候性かつ手術不能なPNを有するNF1と診断された患者3.一方向測定で3 cm以上の測定可能なPN病変で、3枚以上の画像スライスで認められ適度に明確な輪郭があるものを1つ以上有する患者。PNの切除術を既に受けている患者については、PNが完全に切除されておらず、かつ測定可能であれば、組入れ可とする。標的PN病変は、症候性かつ手術不能であり、volumetric 評価により測定可能な、的に最も重要なPNとして定義される。4.Lanskyのパフォーマンスステータスが70以上であること。ただし、車椅子で生活しているか、人工呼吸器の補助(気管切開又は持続的陽圧呼吸療法を必要とする気道PNなど)が必要なために可動域が制限されている患者ではLanskyのパフォーマンスステータスが40以上であること5.治験登録時(同意説明文書署名日)のBSAが0.4 m2以上1.09 m2以下である患者6.該当する場合には、小児のアセント文書とともに、被験者の代諾者(親又は保護者)が署名し、日付を記入した本治験の同意説明文書を提供できること。
除外基準
1.悪性神経膠腫又はMPNSTが確認されている、又は疑われる患者。全身療法を必要としない低悪性度神経膠腫(視神経膠腫を含む)の患者は許容される。2.悪性腫瘍の既往歴。ただし、治癒目的で治療され、治験薬の初回投与前2年以上が確認されず、再発の潜在的リスクが低い悪性腫瘍の場合は組み入れ可能。治癒の可能性のある治療を受けた皮膚の基底細胞癌及び皮膚の癌も可能である。3.難治性の悪心又は嘔吐、慢性胃腸疾患を有し、製剤を飲み込むことができない患者、もしくはセルメチニブの適切な吸収・分布・代謝・排泄を妨げると考えられる重大な腸切除歴がある患者。4.被験者の安全性を損なう、セルメチニブの吸収又は代謝を阻害する、若しくは治験結果に過度のリスクをもたらす可能性があると治験責任医師が判断した、生命を脅かす疾患、医学的状態、臓器系機能不全又は検査所見。5.治験実施計画書に定義する的に重要な心血管疾患を有する患者。6.肝機能検査:総>1.5×基準値上限(ジルベール症候群の患者を除く)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ()/アラニンアミノトランスフェラーゼ()> 2×基準値上限7.腎機能:クリアランス又は放射性同位体糸球体濾過率が60 mL/min/1.73 m2未満、血清クレアチニンが0.8 mg/dL超(1歳以上4歳未満)又は1.0 mg/dL超(4歳以上)8.治験実施計画書に規定された眼科所見/眼科疾患を有する患者。9.PNを伴うNF1の前治療に起因する毒性(有害事象共通用語規準[]Grade 2以上)が持続している患者。ただし、脱毛症や毛髪の淡色化などの毛髪の変化は除外基準としない。10.MEK(セルメチニブを含む)による治療歴があり、PDが認められた被験者、又は毒性のために投与を中止した被験者及び/又は用量減量を必要とした被験者。11.以下に定義する血液学的機能が不十分な患者、好中球絶対数が< 1500/μL、ヘモグロビンが< 9 g/dL、数< 100,000/μL、治験組入れ前28日以内に輸血(赤血球又はその他の血液由来製品)を受けた者(同意取得日)。12.治験薬の初回投与前4週間以内、又は治験薬もしくはその他のNF1-PN全身治療が体内から消失していない期間(例えば、半減期の5倍の期間)のいずれか長い方の期間内に、治験薬又はその他のNF1-PN全身治療(MEKを含む)を受けた、又は受けている。13.治験薬投与開始前6週間以内にを受けた患者、又は過去に標的PN病変又は非標的PN病変に対するを受けた患者14.ハーブサプリメント、又はCYP3A4及びCYP2C19の強い又は中等度の、CYP3A4酵素の誘導薬として知られている医薬品を使用している患者。ただし、これらの製品を治験薬初回投与の14日以上前又は半減期の5倍以上前(いずれか長い方)に安全に中止できる患者は組入れ可とする。15.を実施できない、及び/又は実施がである患者。プロテーゼ(人口補綴物)、整形外科用ブレース又は歯科用ブリッジを使用しているためvolumetric による標的PN病変の容積測定を妨げる場合。
治験内容
介入研究
1.単回投与後のセルメチニブのAUC0-12[評価期間:治験薬初回投与日(サイクル1のDay 1)のselumetinib単回投与後1、2、3、4、6、8及び10~12時間(各サイクルは28日間)]セルメチニブ顆粒剤投与後のセルメチニブのPKを検討する。2.CTCAE Ver.5.0でGrade判定された有害事象[評価期間:スクリーニングから最終投与30日後まで]セルメチニブ顆粒剤の安全性及び忍容性を評価する。
利用する医薬品等
セルメチニブ、セルメチニブ、セルメチニブ
販売名
コセルゴカプセル10mg、コセルゴカプセル25mg 、未定
組織情報
アレクシオンファーマ合同会社
東京都港区芝浦三丁目1番1号 田町ステーションタワーN