第一種

ヒト脂肪由来幹細胞の安全性を調べる試験:周辺部角膜潰瘍とcGVHDに伴う角膜潰瘍の治療に焦点を当てて

治験詳細画面

目的


この治験の目的は、現在の治療法が効果がない特発性周辺部角膜潰瘍及びcGVHDに伴う角膜潰瘍に対して、ヒト脂肪由来間葉系幹細胞を結膜下注射した時の安全性を確認し、有効性を調べることです。この治療法は、従来の角膜移植手術よりも低侵襲であり、成功すれば患者にとって少ない侵襲で治療ができる可能性があります。

対象疾患


特発性周辺部角膜潰瘍及びcGVHDに伴う角膜潰瘍

参加条件


募集中

この治験に参加できる人は、20歳以上で男性でも女性でも構いません。参加する前に、自分自身で自由に決めた上で、文書に同意することが必要です。また、眼痛や充血、流涙、羞明感がある患者で、内科的な治療が効かず、特発性周辺部角膜潰瘍患者や慢性移植片対宿主病に伴う角膜潰瘍患者(片眼性)が対象です。ただし、リウマチ性(膠原病性)角膜周辺部潰瘍患者や、ブドウ球菌性周辺部潰瘍患者、兎目や眼球突出による角膜潰瘍患者、テリエン周辺角膜変性患者、強膜炎患者、重篤な心・腎・肝・呼吸器疾患の合併する患者、妊婦や妊娠を計画している女性、悪性新生物を合併する患者、静脈血栓症や肺塞栓を合併する患者、他の治験や臨床研究に参加している患者、両眼性の角膜潰瘍患者、コントロール不良の糖尿病患者、外科的療法を予定している患者、ペニシリン系抗生物質やアミノグリコシド系抗生物質にアレルギーがある患者、研究責任医師や研究分担医師が不適当と判断した患者は参加できません。

治験内容


この治験は、特発性周辺部角膜潰瘍及びcGVHDに伴う角膜潰瘍を対象としています。治験のタイプは介入研究で、フェーズ1になります。治験の目的は、ヒト脂肪由来間葉系幹細胞の結膜下注射による安全性と有効性を評価することです。安全性については、副作用や体温・脈拍・血圧変動などを調べます。有効性については、病態の経時的変化や角膜潰瘍面積、視力検査・眼圧検査などを調べます。

治験フェーズ

フェーズ1: 健康な成人が対象

利用する医薬品等

利用する薬品情報はありません

実施組織


慶應義塾大学病院

東京都新宿区信濃町35

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