第一種

網膜色素上皮(RPE)不全症に対する同種iPS細胞から作られたRPE細胞の移植治療

治験詳細画面

目的


この治験は、網膜変性疾患の一種であるRPE不全症に対して、人工多能性幹細胞から作られたRPE細胞を移植して、有効性と安全性を検証するものです。具体的には、移植RPE細胞の生着や視機能の改善を評価し、治療の有効性を確認して、今後の臨床試験につなげることを目的としています。

対象疾患


RPE不全症

参加条件


募集中

この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性でも女性でも参加できます。ただし、網膜変性疾患の一種であるRPE不全症と診断されていること、蛍光眼底造影でwindow defectが認められること、矯正視力が0.3以下であるか、視野が20度以内であること、またはエスターマン静的量的視野で70点以下であることが必要です。また、説明文書や同意文書を理解し、同意が得られる能力が必要です。 一方、参加できない人もいます。例えば、眼感染症を合併している人、眼圧コントロールのできない緑内障を持っている人、移植前3か月以内に内眼手術を受けた人、肝機能や腎機能が正常範囲外の人、B型肝炎やC型肝炎、ヒト免疫不全ウイルス、成人T細胞白血病ウイルス、梅毒血清反応などのウイルスや病気に感染している人、抗凝固薬や抗血小板薬を中止できない人、悪性腫瘍の既往がある人、家族性腫瘍の可能性がある人、本治験で使用する薬剤に禁忌がある人、妊娠中または授乳中の人、他の治験に参加している人などが該当します。また、研究責任医師や研究分担医師が不適当と判断した場合や、症例検討会で不適当と判断された場合も参加できません。

治験内容


この治験は、新しい治療法を開発するための研究で、介入研究と呼ばれます。対象疾患はRPE不全症で、この病気によって目の中のRPE異常領域ができてしまいます。この治験では、同種iPS細胞由来RPE細胞を移植することで、この異常領域の面積を減らすことを目的としています。また、視機能やQOLの向上を評価するために、さまざまな評価方法を用いています。治験のフェーズはフェーズ1で、安全性を確認するために行われます。

治験フェーズ

フェーズ1: 健康な成人が対象

利用する医薬品等

利用する薬品情報はありません

実施組織


地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立神戸アイセンター病院

兵庫県神戸市中央区港島南町2-1-8

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