第二種

歯周組織再生療法における脂肪細胞、多血小板血漿、自家骨の併用による実現可能性の検討

治験詳細画面

目的


この治験は、歯周炎を持つ患者に自己脂肪組織幹細胞と自己多血小板血漿を混合した細胞加工物を移植し、歯周組織再生療法の安全性と妥当性を検討するものである。既に組織再生が期待できる結果が得られており、より重度の歯周炎に対する組織再生治療の可能性を探索するため、自家骨とともに最終細胞加工物を移植する臨床研究を企画している。治験の目的は、中等度以上の歯周組織欠損部に対する最終細胞加工物及び自家骨併用療法の有用性を探索的に評価することである。

対象疾患


辺縁性歯周炎
歯周炎
欠損

参加条件


研究終了

この治験に参加するための条件は、20歳以上であること、男性でも女性でも参加できることです。また、以下の条件を満たす歯を持っていることが必要です。 1. 辺縁性歯周炎で、フラップ手術が必要と歯科医師が判断した歯。 2. 対象歯の近心または遠心に、プロービングデプスが6㎜以上、深さ5㎜以上の垂直性骨欠損がある人。 3. 被験歯の動揺度が2度以下で、フラップ手術が適当と判断される角化歯肉がある歯。 4. 口腔内衛生管理ができる人。 5. 皮下脂肪組織の採取ができる人。 6. 20歳以上であること。 7. 参加について文書による同意が得られていること。 ただし、以下の条件を満たす人は参加できません。 1. 測定が不可能な歯。 2. 悪性腫瘍を合併している、またはその既往がある人。 3. 悪性腫瘍、全癌病変またはそれが疑われる所見がある人。 4. 骨粗鬆症と診断された人。 5. 辺縁性歯周炎以外の疾患を合併している歯。 6. 移植後36週以内に被験部位の評価に影響を及ぼす処置を予定している歯。 7. 妊娠中、授乳中、登録前妊娠検査により妊娠の可能性がある、あるいは移植後36週までに妊娠を希望している人。 8. 重篤な血液疾患、骨標的ホルモン代謝異常のある人。 9. 腎臓、消化器等のカルシウム代謝系器官の異常や膠原病の疑いのある人。 10. 人工透析中の人、ステロイド剤投与中の人。 11. 重度の併発疾患を有する人。 12. 登録前の血中ヘモグロビンA1cが6.8%以上の人。 13. 活動性の感染症を有する人。 14. アルコール又は薬物依存症の既往を有する人。 15. HCV抗体、HBs抗原、ATLAウイルス抗体またはHIV抗体陽性の人。 16. 平均10本/日以上喫煙する人。 17. その他、研究責任者の判断により、当研究への参加が不適当と考えられる人。

治験内容


この治験は、歯周病による骨の欠損がある人を対象に、新しい治療法の効果や安全性を調べるものです。治験のフェーズは2で、治療法を実際に試して効果や副作用を調べます。治験の主な評価方法は、治療法の安全性や効果を評価することです。具体的には、治療法による有害事象や不具合の発生状況を調べ、治療後の歯周組織の状態や新しい骨の生成状況を評価します。

治験フェーズ

フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象

利用する医薬品等

利用する薬品情報はありません

実施組織


順天堂大学医学部附属順天堂医院

東京都文京区本郷2-1-1

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