抜歯窩の創傷治癒に対する冷凍PRP治療
目的
近年、製造した Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿。以下「PRP」) を凍結保管し、治療当日に融解したPRPを投与する臨床応用が報告され、臨床現場の負担軽減に資する効率的なPRP治療として期待されている。 しかしながら、凍結保管されたPRPを融解し投与する方法(以下「凍結PRP」)は新しく、日本人に対する安全性評価も不十分であるため、患者本人の利益が治療のリスクを上回ることを確認することが必要である。そこで今回、 再生医療等の安全性の確保等に関する法律の下で多く実施されている抜歯後の抜歯窩の創傷治癒促進を目的とした凍結PRP治療の安全性及び妥当性を評価する探索的試験を計画した。
参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳 以上上限なし
選択基準
(1)患者の主訴の解決又は患者の希望や期待に対して抜歯が有効な手段であると考えられる歯牙を有する患者 (2)全身状態が良好である患者 (3)血小板数 1x10E5 /μL 以上の患者 (4)18歳以上の患者 (5)その他、歯科医師が適当と判断した患者
除外基準
(1)悪性腫瘍を合併している、又はその既往がある患者 (2)異常な歯肉増殖が認められる、又はその既往がある患者 (3)口腔内診断で悪性腫瘍、前癌病変又はそれらが疑われる所見がある患者 (4)18歳未満の患者 (5)抗凝固剤を内服している患者 (6)受胎を希望する婦人、妊娠中あるいは妊娠の可能性のある婦人、授乳中の婦人 (7)その他、重篤な感染症に罹患している等、本再生医療等を提供する歯科医師が不適当と判断した患者
治験内容
利用する医薬品等
一般名称
販売名
販売名
組織情報
実施責任組織
順天堂大学医学部附属順天堂医院
住所
東京都文京区本郷3-1-3