心臓サルコイドーシス患者へのメトトレキサート投与の有効性と安全性の検証
目的
基本情報
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北海道大学大学院医学研究院
watarih@med.hokudai.ac.jp
011-706-5941
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
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参加条件
男性・女性
選択基準
1)同意取得時の年齢が18歳以上の患者2)次の①~③の条件を満たしかつ、④⑤のいずれか又は両方を満たす心サルコイドーシスの患者① 以下の所見のうち、1つ以上が認められる患者•進行性伝導系障害(Mobitz II型房室ブロック又は第3度房室ブロックと定義)•著明な洞結節機能不全[覚醒時の平均心拍数(HR)が40 bpm未満又は持続性心房性不整脈と定義]•非持続性又は持続性の •左室機能不全[(LVEF)が50%未満]•右室機能不全[右室駆出率(RVEF)が40%未満]② 他に説明のつかない像③ 本試験への組入れ前2ヵ月以内のF18フルオロデオキシグルコース陽電子放出型断層撮影法(FDG-PET)で心臓サルコイドーシス(CS)を示唆する集積④ [心内膜心筋(EMB)又は心臓以外の]でサルコイドが陽性である⑤ 肺サルコイドーシス、又は縦隔若しくは肺門リンパ節腫脹に一致する胸部コンピュータ断層撮影法(CT)像3)本人もしくは代諾者から文書による同意の得られた患者
除外基準
治験内容
介入研究
6ヵ月時点のPETによる追跡調査時における安静時血流欠損スコア
1) 死亡2) 心血管系疾患による入院3) 試験薬に関連する有害事象4) Modified Cleveland Clinic Glucocorticoid Toxicity Score5) グルココルチコイド毒性指数796) 被験者が報告した試験薬に関連する症状 7) 試験薬投与遵守状況[処方どおり試験薬が投与された日の割合(%)]8) 包括的及び疾患特異的QOL 9) 6ヵ月時点の体重及び体格指数(BMI)(絶対値及びベースラインからの変化量)10) 6ヵ月時点の血圧(絶対値及びベースラインからの変化量)11) 6ヵ月時点のヘモグロビンA1c(HbA1C)(絶対値及びベースラインからの変化量)12) 6ヵ月時点の骨密度検査時のTスコア(絶対値及びベースラインからの変化量)13) 追加のFDG-PET評価項目及び心筋血流評価項目(i) 集積乖離領域(血流異常及びFDG集積増加を認める領域)のSPRS23(ii) 6ヵ月時点の画像検査時の左室及び右室におけるFDG集積(絶対値及びベースラインからの変化量)。FDG集積は最大Standardized Uptake Value(SUVMAX)、平均SUV(SUVMEAN)及びCOIとして定量する。(iii) 6ヵ月時点の全身FDG-PET検査時の心外疾患活動性(iv) 6ヵ月時点の心臓PET検査時のLVEF及びRVEF(絶対値及びベースラインからの変化量)14) 心室性不整脈の負担[持続性心室性不整脈の発現回数又は適切なICD療法(ショック又は抗頻拍ペーシング)を要した回数と定義]15) 6ヵ月時点の追跡調査時に完全心ブロックを認めた被験者の割合 16) 6ヵ月時点の心エコー検査時のLVEF及びRVEF(絶対値及びベースラインからの変化量)17) 6ヵ月時点のhsTnI値及び脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値(絶対値及びベースラインからの変化量)18) CMR評価項目(i)CMRを実施した被験者の遅延造影体積(絶対値及びベースラインからの変化量)(ii)CMRを実施した被験者のT2値の定量(絶対値及びベースラインからの変化量)
利用する医薬品等
メトトレキサートカプセル、葉酸、プレドニゾロン
販売名
リウマトレックスカプセル、フォリアミン、プレドニゾン
組織情報
北海道大学大学院医学研究院
北海道札幌市北区北14条西5丁目