特定臨床研究
頭頸部扁平上皮癌の再発や転移に対する、ドセタキセルとペムブロリズマブを併用した治療の第2段階の試験
目的
この治験は、再発や転移性の頭頸部扁平上皮癌に対して、ドセタキセルとペムブロリズマブを併用する治療法の効果と安全性を評価するものです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性または女性であることです。また、頭頸部扁平上皮癌で、局所療法では治癒できないと考えられる患者であること、自分自身で参加することに同意していること、PD-L1発現状態をCPSで評価可能であり結果を有すること、適切な臓器機能を有していること、などがあります。一方、除外される条件には、治癒を目的とした局所治療の適応となる疾患を有すること、余命が3ヵ月未満と想定されること、試験薬初回投与前4週間以内にがんに対する全身性の治療を受けたこと、などがあります。また、妊娠中又は授乳中、同種組織/臓器の移植歴を有すること、生ワクチンの接種を受けたことなども除外されます。
治験内容
この治験は、新しい治療法を試すための研究で、治療に参加する人たちには新しい薬を試してもらいます。この治験は、頭や首のがんに対して行われます。治験のフェーズは2で、治療法が安全かどうかや効果があるかどうかを調べる段階です。治験の主な目的は、がんの縮小や消失の割合を調べることです。また、治療法の効果が長く続く期間や、治療法が安全であるかどうかも調べます。
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
ペムブロリズマブ、ドセタキセル
販売名
キイトルーダ、ドセタキセル
実施組織
北海道大学病院
北海道札幌市北区北14条西5丁目
同じ対象疾患の治験
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