
治験の目的は、鎖肛やHD(肛門形成術を受けた患者)に対して、特別な機器を使って肛門の筋肉の動きや圧力を測定し、その結果がどれだけ信頼できるかを調べることです。また、在宅で行う肛門の機能訓練がどれだけ効果的かも検討します。
治験に参加するための条件について、わかりやすく説明しますね。 ### 参加できる人 1. **年齢**: 4歳以上16歳未満の子ども 2. **性別**: 男の子でも女の子でも参加できます。 ### 参加するための条件 - **手術を受けたことがある**: 鎖肛(あなあきの病気)やHD(ハーシュプルング病)に対して手術を受けたことがある人。 - **人工肛門がない**: 現在、人工肛門を持っていないこと。 - **理解と同意**: 研究についての説明を受けて、内容を理解した上で、保護者が参加に同意していること。 - **子どもへの説明**: 研究の内容を子どもにもわかるように説明し、参加したいという気持ち(アセント)が得られていること。 #### 特別な条件(コホート2に参加する場合) - **便失禁がある**: 週に1回以上、便を漏らしてしまうことがある人。 - **訓練への同意**: 在宅での肛門機能訓練に保護者が同意していること。 - **訓練ができる環境**: 家で1日1回以上、5分未満の訓練を28日間続けられる環境があること。 - **支援が受けられる**: 保護者などの助けを受けて、訓練の記録や機器の操作ができること。 - **医師の判断**: 医師が安全に訓練を続けられると判断した人。 ### 参加できない人 - **協力できない**: 肛門の診察や測定に協力できない人。 - **体の問題**: 肛門が狭いなどの理由で、診察や測定が難しい人。 - **理解が難しい**: 年齢や発達段階から見て、研究の内容を理解するのが難しい人。 - **医療機器を使っている**: 心臓にペースメーカーなどの医療機器が入っている人。 - **アレルギー**: 特定の素材や潤滑剤にアレルギーがある人。 - **他の治験に参加している**: 最近90日以内に他の治験に参加した人。 - **新しい治療が予定されている**: 研究期間中に新しい治療が始まる予定の人。 - **医師が不適当と判断した人**: 研究の安全性や評価に影響があると医師が判断した人。 #### 特別な除外条件(コホート2の場合) - **機器の操作が難しい**: 在宅訓練機器やアプリの操作が難しい人。 - **記録ができない**: 訓練の記録や連絡体制が整っていない人。 - **負担が大きい家庭環境**: 訓練が家庭に過度な負担をかけると医師が判断した人。 このような条件を満たすことが、治験に参加するための大切なポイントです。もし何か不明な点があれば、気軽に質問してくださいね。
この治験は、特定の病気に対する新しい治療法を試すための研究です。具体的には、鎖肛(肛門が正常に開かない状態)やHirschsprung病(腸の一部が正常に機能しない病気)を対象としています。 ### 研究の目的 この研究の目的は、肛門の筋肉の動きや圧力を測定することで、治療がどのように効果をもたらすかを調べることです。具体的には、肛門の筋肉が収縮する際の電気信号と圧力の関係を見ます。 ### どのように評価するのか 1. **主要な評価方法**: 治療前に、肛門の筋肉の電気信号と圧力を同時に測定し、その関係を調べます。 2. **副次的な評価方法**: - 治療後に再度、筋肉の電気信号と圧力を測定し、治療の効果を確認します。 - 筋肉の動きや圧力の変化を、安静時と収縮時で比較します。 - 他の測定器との結果の一致を確認します。 - 便の出方や失禁の回数など、日常生活に関するデータも集めます。 ### 安全性の確認 治療に伴う痛みや出血、皮膚の問題などの副作用がないかも確認します。また、在宅での訓練がどのように行われているかを記録し、その効果や問題点を評価します。 ### まとめ この治験は、特定の病気に対する新しい治療法の効果と安全性を調べるためのもので、患者さんの日常生活にどのように影響するかを詳しく見ていきます。治療が成功すれば、患者さんの生活の質が向上することが期待されます。
介入研究
介入前における筋電・内圧同時測定機器による肛門収縮時の肛門内筋電位値と肛門内圧値の関連性(相関係数)
1.肛門機能検査に関する評価項目
•介入後における、コホートごとの筋電・内圧同時測定機器による肛門収縮時の肛門内筋電位値と肛門内圧値の関連性
•筋電・内圧同時測定機器による肛門収縮時および安静時の筋電位値および肛門内圧値
•筋電・内圧同時測定機器による肛門内筋電位と肛門内圧の位相差
•筋電・内圧同時測定機器と従来機器(筋電計および肛門内圧計)との測定値の関連性
•収縮持続時間
•反復測定に基づく測定値の再現性(Test-retest信頼性)
2.臨床指標との関連評価
•機器測定指標と排便機能関連指標との関連
•排便日誌に基づく指標
•便失禁日数
•下着汚染回数
•失禁回数
•患者報告アウトカム(JASGAP、Bowel Function ScoreおよびPedsQL 4.0 SF15)
3.通常診療下における経時的変動(コホート1):ベースライン評価時および28日後における排便機能関連指標および機器測定指標の変化量
4.在宅肛門機能訓練の有効性評価(コホート2):ベースライン評価時、介入後および観察期間後における便失禁関連指標、患者報告アウトカム、機器測定指標(筋電値、内圧値、位相差等)の変化量
5.在宅肛門機能訓練の介入曝露量(コホート2):在宅肛門機能訓練の実施状況として、訓練実施回数、実施時間、1回あたりの実施内容等の使用ログデータを取得し、評価する
安全性評価項目:
•筋電・内圧同時測定機器および従来機器使用に伴う有害事象:Wong-Baker FACES® Pain Rating Scaleによる疼痛評価、出血、皮膚障害、裂傷、直腸損傷、その他有害事象
•在宅肛門機能訓練に伴う有害事象(コホート2):疼痛増悪、皮膚トラブル、不快感、継続困難、その他有害事象
探索的評価項目:
在宅肛門機能訓練の実施可能性および運用上の課題、ならびに測定指標の新規評価指標としての可能性について検討する。
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する薬品情報はありません
北海道大学病院
北海道札幌市北区北14条西5丁目
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。