成人T細胞白血病に対する移植後シクロフォスファミドを用いた非血縁者間末梢血幹細胞移植の安全性・有効性を検討する第II相試験

目的

成人T細胞白血病に対する移植後シクロフォスファミドを用いた非血縁のHLA適合または1~2アリル不適合ドナーからの末梢血幹細胞移植の安全性と有効性を検討する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

成人T細胞白血病


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上65歳 以下


選択基準

1) 急性型あるいはリンパ腫型ATL患者

2) 適切な血縁ドナーが存在せず、非血縁のHLA完全適合または1~2アリル不適合末梢血幹細胞ドナーを有する

3) 移植時年齢:20歳以上、65歳以下

4) ECOG performance status:0あるいは1

5) 化学療法などによって、ATLがCR、PRまたはSDにコントロールされている

ただし、移植前処置開始前日より1週間前までに抗悪性腫瘍剤の静注を要さないこととする

ステロイドやエトポシドなど内服薬は可とする

測定可能病変の有無は問わない

6) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている

7) 少なくとも3ヶ月以上生存可能と予想される


除外基準

1) 臓器機能による除外

下記(a)~(d)のいずれかに該当する患者

a) 心:心エコーにて、安静時の駆出率(ejection fraction:EF)が50%未満

※EFが50%以上保たれていても拡張能低下、弁膜症、不整脈など心疾患を有する場合には循環器内科にコンサルトの上、研究事務局に相談する

b) 肺:%VCが50%未満、%FEV1.0が60%未満、酸素非投与下で経皮的動脈血酸素飽和度が90%未満

c) 腎:血清クレアチニン値が2.0 mg/dLを超える、またはCcr 30 mL/min未満

d) 肝:総ビリルビン値が2.0 mg/dLを超える、またはALT値が施設正常値上限の3倍を超える

2) コントロール不良の中枢神経浸潤病変を有する

3) コントロール不良の糖尿病を合併している

4) コントロール不良の高血圧を合併している

5) 治療を必要とする冠動脈疾患、心筋症、心不全、抗不整脈薬で治療中の不整脈を有する

6) 急性肝炎、慢性活動性肝炎、肝硬変を合併している

7) 間質性肺炎、肺線維症、高度の肺気腫のいずれかを有する(いずれも胸部単純X線写真で判定できること。胸部CTではじめて指摘できる軽度のものはこれに含めない)

8) 全身的治療を要する感染症を有する

9) 活動性の重複がん(同時性重複がんおよび無病期間が5年以内の異時性重複がん。ただし局所治療により治癒と判断される Carcinoma in situ(上皮内癌)や粘膜内癌相当の病変は活動性の重複がんに含めない)

10) ATL以外の悪性リンパ腫・骨髄異形成症候群・白血病の既往がある(寛解中も含む)

11) 抗CCR4抗体投与の既往がある

12) 自家および同種造血幹細胞移植の既往がある

13) ドナー特異的抗HLA抗体がhigh-titerで陽性である

14) HIV抗体陽性である

15) 妊娠中または妊娠の可能性がある、または授乳中の女性

16) 精神病または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される

17) その他、担当医が試験への参加を不適当と判断した患者

治験内容

研究のタイプ

特定臨床研究介入研究


主要結果評価方法

移植後100日までの無grade III-IV急性GVHD生存割合


第二結果評価方法

(1) 移植後100日・1年までの急性および慢性GVHDの発症割合、重症度

(2) 移植後100日・1年までの非再発死亡割合

(3) 移植後100日・1年までの再発/増悪割合

(4) 移植後100日・1年までの全生存割合および無増悪生存割合

(5) 移植後1年時点での免疫抑制剤中止割合

(6) 移植前処置開始日から移植後100日までのCTCAE version 5.0でgrade 3以上の有害事象の発現状況

(7) 移植後100日・1年までの感染症発症割合

(8) 一次性生着不全および二次性生着不全発症割合

(9) 造血回復までの期間

(10) 免疫能の回復

利用する医薬品等

一般名称

フルダラビンリン酸エステル、メルファラン、シクロホスファミド水和物、タクロリムス水和物、タクロリムス水和物、ミコフェノール酸 モフェチル、メスナ、アプレピタント、グラニセトロン塩酸塩、フィルグラスチム(遺伝子組換え)、レノグラスチム(遺伝子組換え)


販売名

フルダラ静注用50mg、アルケラン静注用50mg、注射用エンドキサン100mg/注射用エンドキサン500mg、プログラフ注射液2mg/プログラフ注射液5mg、タクロリムスカプセル0.5mg「ニプロ」/タクロリムスカプセル1mg「ニプロ」 等、ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg「ファイザー」 等、ウロミテキサン注100mg/ウロミテキサン注400mg、イメンドカプセル125mg/イメンドカプセル80mg 等、グラニセトロン点滴静注バッグ3mg/50mL「HK」 等、フィルグラスチムBS注75μgシリンジ「F」/フィルグラスチムBS注150μgシリンジ「F」/フィルグラスチムBS注300μgシリンジ「F」 等、ノイトロジン注50μg/ノイトロジン注100μg/ノイトロジン注250μg

組織情報

実施責任組織

国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院


住所

東京都中央区築地5-1-1