特定臨床研究
頭頸部がん治療における予防照射の線量低減に関する比較試験
目的
この治験の目的は、頭頸部扁平上皮癌患者に対して、放射線治療の線量を減らしても治療効果を維持できるかどうかを調べ、同時に晩期の副作用を軽減できるかどうかを確認することです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性または女性であることです。また、中咽頭、下咽頭、喉頭のいずれかに原発巣を有し、組織学的に扁平上皮癌と診断されていること、総合的にIII期~IVB期(UICC-TNM第8版)と診断されていることが必要です。さらに、患者本人から試験参加について文書で同意が得られていることが必要です。一方、除外基準には、活動性の重複がんを有することや、妊娠中、妊娠の可能性がある、産後28日以内、授乳中のいずれかに該当する女性、コントロール不良の糖尿病や高血圧症を合併していることなどが含まれます。
治験内容
この治験は、局所進行頭頸部扁平上皮癌という病気を対象にしています。治験のタイプは介入研究で、フェーズ3という段階です。治療の成功期間を評価するために、登録日から増悪や治療完了後の遺残などが起こるまでの期間を調べます。また、全生存期間や奏効割合、無増悪生存期間、QOLスコアなども評価します。治療によって嚥下機能に影響があるかどうかも調べます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
治療成功期間1
(登録日を起算日とし、増悪と判断された日、プロトコール治療完了後に遺残ありと判断された日、あらゆる原因による死亡日のうち早いものまでの期間。)
第二結果評価方法
全生存期間、完全奏効割合、無増悪生存期間、局所領域無増悪生存期間、治療成功期間2(治療成功期間1のうち、救済手術で完全切除ができ病理組織所見がpCRであればイベントとも打ち切りともしないもの)、急性期有害事象発生割合、晩期有害事象発生割合、QOLスコア(EORTC QLQ-C30、QLQ-HN43)、
嚥下機能スコア(嚥下内視鏡検査、Functional Outcome Swallowing Scale(FOSS))
治験フェーズ
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
シスプラチン
販売名
ランダ注10mg等
実施組織
愛知県がんセンター
愛知県名古屋市千種区鹿子殿1-1
同じ対象疾患の治験
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