免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による腸炎に対するサラゾスルファピリジンの有効性・安全性を評価する探索的臨床試験

目的

免疫関連有害事象(irAE)腸炎に対するサラゾスルファピリジン(SASP)の有効性と安全性を探索的に評価する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

免疫関連有害事象腸炎(irAE腸炎)


治験フェーズ

情報なし

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1) 免疫チェックポイント阻害薬投与中又は投与中止から3ヶ月以内に下痢又は血便が1週間以上持続している患者 (自然軽快なし)

2) Mayo score 3-10点(軽症~中等症)かつMayo内視鏡サブスコア1点以上の患者

3) 年齢が20歳以上の患者

4) ECOG Performance status 0~2の患者

5) 本試験の参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、患者本人の自由意思による文書同意が得られた患者


除外基準

1) 下部消化管内視鏡所見で明らかに他疾患が原因であると診断された患者

2) 炎症性腸疾患の既往がある患者

3) 併用禁止薬が投与されている患者

4) 登録前1週間、登録後2週間にステロイドを使用もしくは使用予定にある患者(ただし、副腎不全に対するヒドロコルチゾン20mg/日までの生理的補充量および外用、吸入ステロイドは許容する)

5) 中毒性巨大結腸症や消化管穿孔を合併している、もしくは疑われる患者

6) 登録時にコントロール不良の他のirAEを合併している患者

7) 重篤な肝疾患を有する患者(ASTもしくはALTいずれかが100 IU/L以上)

8) 重篤な腎疾患を有する患者(血清クレアチニン2.0 mg/dL以上)

9) サルファ剤又はサリチル酸製剤に対し過敏症の既往歴のある患者

10) コントロール不良な気管支喘息の患者(1ヶ月以内に喘息発作を反復している)

11) 妊婦中あるいは妊娠している可能性がある女性

12) 授乳中の女性

13) その他、研究責任(分担)医師が研究対象者として不適当と判断した患者

治験内容

研究のタイプ

特定臨床研究介入研究


主要結果評価方法

投与開始2週後に臨床的改善(Δpartial Mayo score*≧1 or partial Mayo score<1)を得た患者の割合

*Δpartial Mayo score;投与2週後と投与前のpartial Mayo scoreの差


第二結果評価方法

• 投与開始10±2週後に内視鏡スコア改善(Δ*UCEIS≧2)を得た患者の割合

• 投与開始10±2週後のMayo scoreを用いた臨床的改善(Δ*Mayo score≧1)を得た患者の割合

• 投与開始前,投与開始2週後および10±2週後のCTCAE gradeの推移

• 投与開始2週後および10±2週後にSCCAIとLichtiger indexを用いた臨床的改善(Δ*SCCAI>1.5, Δ*Lichtiger index≧3)を得た患者の割合

• 投与10±2週後の大腸病理組織改善割合

• バイオマーカーの推移(投与前,2週後(血液検査項目のみ),10±2週後);CRP,LRG(ロイシンリッチα2グリコプロテイン),赤血球沈降速度1時間値

• irAE腸炎の病理組織像の形態学的特徴と効果の関連性

• アポトーシス細胞数の推移

• SASP関連有害事象

• 後治療の内容とステロイド治療への移行割合

• SASPの効果と関連する因子の解析(患者背景,ICIの種類とICI開始からの期間,服薬アドヒアランス,登録時のMayoスコア,登録時の内視鏡スコア,病理組織像)

• 上皮細胞分化マーカー(LGR5, CDX2, Atoh1, MUC2, TFF3等)や障害マーカー(アポトーシス,P53陽性細胞,SLFN11等)の推移と重症度や治療反応性との関連の探索的評価

*Δ;投与後評価時と投与前の各スコアの差

利用する医薬品等

一般名称

サラゾスルファピリジン


販売名

サラゾピリン

組織情報

実施責任組織

筑波大学附属病院


住所

茨城県つくば市天久保2-1-1