局所進行直腸癌に対するS-1/CPT-11 (Irinotecan) を用いた術前短期化学放射線治療の安全性及びCapeOXを用いた強化化学療法によるTotal neoadjuvant therapyの安全性に関する臨床第Ⅰ相試験

臨床研究

目的

第Ⅰ相試験①として切除可能局所進行直腸癌を対象として、S-1/CPT-11による短期術前化学放射線治療を行い、CPT-11の最大耐用量(MTD: maximum tolerated dose)と推奨用量(RD: recommended dose)を推定する。

第Ⅰ相試験②として第Ⅰ相試験①で決定した推奨用量を用いたS-1/CPT-11による短期術前化学放射線治療後に強化化学療法としてCAPOX療法を行い、短期化学放射線治療後の強化化学療法の安全性を検討する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上80歳 以下


選択基準

①組織学的に直腸癌(腺癌)であることが確認された症例

②登録前28日以内の画像診断*で以下のすべてを満たす症例

•cT3-4かつN0-2の診断を受けた切除可能症例

•主占拠部位がRa,Rbのいずれかである

•腫瘍下縁が腹膜翻転部より肛門側にある

•明らかな側方リンパ節転移がない

•肉眼型分類4型(びまん浸潤型)でない

③肝転移、腹膜転移、及び遠隔転移がない症例

④登録時年齢が20歳以上80歳以下(満年齢)の症例

⑤対象疾患に対して前治療(放射線治療、化学療法、ホルモン療法など)が実施されていない症例

⑥主要臓器(骨髄、肝、腎など)機能に高度な障害がない症例

⑦登録前28日以内の心電図で、臨床的に問題となる以上所見がない症例

⑧一般状態Performance Status (P.S.) 0-1の症例

⑨食事摂取可能で薬剤の経口投与が可能な症例

⑩本試験の被験者になることについて本人に同意説明文書を用いて説明し、文書にて同意が得られている症例


除外基準

①重篤な薬剤過敏性の既往歴のある症例

活動性重複がん、大腸多発癌を有する症例

③フルシトシンまたは硫酸アタザナビルを投与中の症例

④UGT1A1*6/*6、UGT1A1*28/*28及びいずれもヘテロ接合体(UGT1A1*6/*28)の症例

活動性の感染症を有する症例(発熱38.0℃以上)

⑥重篤な合併症を有する症例

間質性肺炎の既往歴を有する症例

⑧治療を要する胸水、腹水を有する症例

⑨消化管新鮮出血を有する症例

⑩下痢(水様便)のある症例

⑪妊娠の可能性(意思)のある女性、妊婦又は授乳婦。避妊する意思のない症例

⑫ステロイド剤の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている症例

HBs抗原陽性の症例

⑭S-1,CPT-11の投与禁忌である症例

⑮その他、担当医師が本試験の登録には不適当と判断した症例

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

第Ⅰ相試験①:S-1及びCPT-11の最大耐容量(MTD: maximum tolerated dose)と推奨容量(RD: recommended dose)の推定

第Ⅰ相試験②:有害事象発現割合


第二結果評価方法

第Ⅰ相試験①:安全性(有害事象の発現割合、合併症発生割合)、R0切除率、down-staging率、pCR率、治療効果Grade判定

第Ⅰ相試験②:強化化学療法完遂率、手術成績(手術時間、出血量、R0切除率、CRM、術後在院日数、肛門括約筋温存率、自律神経温存率、合併症発生割合)、down-staging率、無再発生存期間(RFS)、全生存期間(OS)、累積局所再発率、の評価及び栄養指標と有害事象・周術期合併症・予後との関係、臨床的完全奏功の割合、Watch-and-wait approach移行率

利用する医薬品等

一般名称

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合有核型口腔内崩壊錠、イリノテカン塩酸塩水和物点滴静注液、カペシタビン、オキサリプラチン点滴静注液、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合有核型口腔内崩壊錠、イリノテカン塩酸塩水和物点滴静注液、オキサリプラチン点滴静注液、オキサリプラチン点滴静注液


販売名

エスワンタイホウ配合OD錠T20、イリノテカン塩酸塩点滴静注液40mg「SUN」、カペシタビン錠300mg「ヤクルト」、エルプラット点滴静注液50mg、エスワンタイホウ配合OD錠T25、イリノテカン塩酸塩 点滴静注液100mg 「SUN」、エルプラット 点滴静注液100mg、エルプラット 点滴静注液200mg