特定臨床研究
大腸がんの進行・再発で手術ができない患者に対する新しい治療法の安全性と効果を調べる試験
AI 要約前の題名
Neo RAS野生型切除不能進行・再発大腸癌患者に対するパニツムマブ、イリノテカン併用療法の安全性と有効性を評価する第Ⅱ相試験

目的
この治験は、大腸がんが再発したり手術で取り除けない患者に対して、パニツムマブとイリノテカンを併用した治療法の安全性と効果を調べるものです。
AI 要約前の目標
Neo RAS野生型切除不能進行・再発大腸癌患者に対するパニツムマブ、イリノテカン併用療法の安全性と有効性を探索する。
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上であること、男性でも女性でも参加できることです。また、以下の選択基準を全て満たす必要があります。1)本人が文書で同意していること、2)大腸原発の腺癌であること、3)切除不能・再発大腸癌であること、4)20歳以上であること、5)ECOG performance statusが0-2であること、6)測定可能な標的病変があること、7)RAS遺伝子変異があること、8)前治療増悪時にOncoBEAM (TM) RAS CRC KITを用いたctDNA解析でRAS野生型が確認されていること、9)治療が実施され、不応または不耐であること、10)60日以上の生存が期待されること、11)主要臓器機能が保たれていることです。ただし、以下の基準に該当する場合は参加できません。1)BRAF V600E MTが確認されていること、2)本試験の登録前7日以内に造血因子製剤の投与を受けていること、3)重篤な薬剤過敏症、薬物アレルギーの既往があること、4)活動性の感染症を有すること、5)腹水、胸水、または心嚢液の貯留があること、6)コントロール不能な糖尿病、7)コントロール不能な高血圧、8)治療を受けたばかりであること、9)重度の心疾患、10)重度の肺疾患、11)精神障害、中枢神経障害の既往があること、12)脳転移が疑われること、13)日常生活に支障のある下痢があること、14)腸管麻痺、腸管閉塞があること、15)同時に他のがんがあること、16)妊婦または授乳婦、または妊娠を希望し避妊する意思のない女性、パートナーの妊娠を希望し避妊する意思のない男性、17)施設責任医師が不適当と判断した場合、18)EGFR阻害薬の治療歴があることです。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
20歳以上上限なし
選択基準
以下の選択基準を全て満たす。
1) 本人より本試験への文書での同意が得られている。
2) 組織学的に大腸原発の腺癌であることが確認されている。
3) 切除不能・再発大腸癌である。虫垂、肛門管癌は除く。
4) 同意取得時の年齢が20歳以上。
5) Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) performance status(PS)が0-2である。
6) 少なくとも1つの測定可能な標的病変(RECIST ver 1.1)が登録前28日以内(同一曜日可)のCTもしくはMRIで確認されている。
7) 登録前の腫瘍組織検査でRAS遺伝子変異(MT)(KRAS/NRAS exon 2, 3, 4 MT)が確認されている。
8) 前治療増悪時にOncoBEAM (TM) RAS CRC KITを用いたctDNA解析でRAS 野生型 (WT)が確認され記録があり、検査結果判明日から28日以内である。
9) 治癒切除不能の大腸癌に対しフッ化ピリミジン系薬剤、オキサリプラチン、イリノテカンを含む薬物療法が実施され、不応または不耐(イリノテカンは不応のみ)であることが確認されている (トリフルリジン・チピラシル塩酸塩、レゴラフェニブ、血管新生阻害薬の投与歴は問わない)。
10) 登録日より60日以上の生存が期待される。
11) 登録前14日以内のデータにより、以下の主要臓器機能(骨髄・肝・腎)が保たれている
1.好中球数:1500/ mm3以上
2.血小板数:75000/mm3以上
3.血清総ビリルビン:1.5 mg/dL以下
4.血清AST(GOT)・血清ALT(GPT):100 U/L以下(肝転移を有する症例は200 U/L以下)
5.血清クレアチニン:1.5 mg/dL以下
除外基準
以下の基準のいずれかに該当する者は不適格とする。
1) 腫瘍組織検査でBRAF V600E MTが確認されている。
2) 本試験の登録前7日以内(同一曜日可)に, 輸血, 血液製剤およびG-CSF等の造血因子製剤の投与を受けている。
3) 重篤な薬剤過敏症, 重篤な薬物アレルギーの既往を有する。
4) 活動性の感染症を有する(感染症に起因する38℃以上の発熱)。
5) 継続的なドレナージを要する腹水、胸水、または心嚢液の貯留。
6) コントロール不能な糖尿病。
7) コントロール不能な高血圧。
8) プロトコール治療開始前に以下のいずれかの治療をうけている。
a 4週以内の広範囲手術 (臓器切除を伴う手術療法など、人工肛門造設術を除く)
b 2週以内の人工肛門造設術
c 2週以内のあらゆる抗癌剤治療
d 2週以内の放射線治療
9) 著しい心電図異常が認められる、または臨床上問題となる心疾患*を有する。
*登録日過去6ヶ月以内の心筋梗塞、重度不安定狭心症、NYHA class III or IVのうっ血性心不全は登録不可とする。
10) 重度の肺疾患(間質性肺炎, 肺線維症, 高度の肺気腫等)を有する。
11) 臨床上問題となる精神障害、または中枢神経障害の既往。
12) 症状のある脳転移を有する、または臨床的に症状から脳転移が疑われる。
13) 日常生活に支障のある下痢(水様便)。
14) 腸管麻痺, 腸管閉塞。
15) 同時活動性の重複癌を有する。
16) 妊婦または授乳婦及び妊娠を希望し、避妊する意思のない女性、パートナーの妊娠を希望し避妊する意思のない男性
17) 施設責任(分担)医師が本試験の対象として不適当と判断した患者。
18) EGFR阻害薬の治療歴がある。
治験内容
この治験は、新しいがん治療法の研究です。研究のタイプは「介入研究」で、治験フェーズは「フェーズ2」です。対象疾患は「NeoRAS野生型切除不能・進行再発大腸癌」というがんの種類です。主要な結果評価方法は「奏効割合」で、第二の結果評価方法には「全生存期間、無増悪生存期間、病勢コントロール割合、有害事象、フッ化ピリミジン系薬剤、オキサリプラチン、イリノテカン不応後のNeo RAS WTmCRCの割合」が含まれます。治験は、がん治療の改善を目的として行われています。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
奏効割合
第二結果評価方法
全生存期間、無増悪生存期間、病勢コントロール割合、有害事象、フッ化ピリミジン系薬剤、オキサリプラチン、イリノテカン不応後のNeo RAS WTmCRCの割合
利用する医薬品等
一般名称
イリノテカン塩酸塩水和物、パニツムマブ
販売名
イリノテカン塩酸塩水和物、ベクティビックス点滴静注
組織情報
実施責任組織
公益財団法人がん研究会有明病院
東京都江東区有明三丁目8番31号
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