ACUTE-PRAS

臨床研究

目的

脳梗塞再発リスク因子を有する急性期アテローム血栓性脳梗塞及びハイリスクTIA患者を対象として、プラスグレルもしくはクロピドグレルを投与した場合の血小板凝集抑制作用をCYP2C19遺伝子多型別に評価する。

お問い合わせ情報

組織
自治医科大学附属病院

メールアドレス
kaorunob@jichi.ac.jp

電話番号
0285-58-7353

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

情報なし

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 0ヶ月 0週 以上上限なし


選択基準

1. 同意取得時の満年齢が20歳以上2. アテローム血栓性脳梗塞(アテローム硬化によるものと疑われる狭窄率50%以上の責任血管の狭窄、もしくは完全閉塞を有する)で登録時のNIH Stroke Scale(NIHSS)スコアが10点以下、もしくはハイリスクTIA(ABCD2リスクスコア4点以上又は麻痺がある)である3. 脳梗塞の症状発現より48時間以内に研究薬の投与が可能(なお症状発現の起点は、最後に正常状態を確認した時点とする)4. 下記 i)-v)のいずれか一つ以上のリスク因子を有するi) 高血圧: 治療薬の投与を受けているもしくは、収縮期血圧140 mmHgかつ拡張期血圧90 mmHg以上ii) 糖尿病: 治療薬の投与を受けているもしくは、HbA1c 6.5%以上iii) 慢性腎臓病: eGFR 60 mL/分/1.73 m2未満又は尿蛋白1+以上iv) 脂質異常症: 治療薬の投与を受けているもしくは、LDLコレステロール120 mg/dL以上、HDLコレステロール40 mg/dL未満、又は中性脂肪150 mg/dL以上 v) 最終の脳虚血性発作発現より前の脳梗塞の既往 5. 本研究の内容について説明を受けた上で、患者本人による文書同意が得られる(緊急時は代諾者同意後、原則として後日、本人より同意を取得する)


除外基準

1. 発症前のmodified Rankin Scaleが3以上2. 頭部MRIの撮像が不可能3. TOAST分類における中リスクもしくは高リスクの心原性塞栓源を有する4. 症候性非外傷性頭蓋内出血を認める、又はその既往を有する(MRI所見でのみ認められる無症候性微小出血は除く)5. くも膜下出血を認める、又はくも膜下出血のリスクが高い(5 mm以上の未処置の未破裂脳動脈瘤を有する患者など)6. 登録時に出血している(出血性梗塞、硝子体出血、網膜出血、喀血、吐血、血尿、血便、下血、痔出血など)又は出血リスクが高い(先天性・後天性出血疾患、血液凝固障害、血小板異常、消化性潰瘍など)7. 登録時において、最終の脳虚血発作に対し、血栓回収療法、脳血行再建(頚動脈内膜剥離術[carotid endarterectomy: CEA]、頚動脈ステント留置術[carotid artery stenting: CAS]、バイパス術など)の施行を予定している 8. 登録時において、最終の脳虚血発作に対し、血栓溶解療法(rt-PA静注療法など)を施行した、もしくは施行を予定している9. 研究期間中に研究薬の投与中止を必要とする手術を予定している10. 重度の肝障害(劇症肝炎、肝硬変、悪性の肝腫瘍など)を有する 11. 透析治療を要する重度の腎障害を有する 12. 治療を必要とする悪性腫瘍を有する13. 自己免疫性疾患を有する14. 研究薬投与開始前14日以内にアスピリンを除く抗血小板薬(クロピドグレル、プラスグレル、シロスタゾール、チクロピジン、オザグレルナトリウムなど)又は抗凝固薬(アルガトロバンを除く)の投与を受けた15. プラスグレル、クロピドグレル又はアスピリンに対する重大な副作用の既往を有するもしくは使用が禁忌の患者又はこれらの薬剤の成分に対する過敏症の既往を有する16. 妊娠中、授乳中、妊娠している可能性又は予定がある17. 研究参加期間中、他の治験や介入を有する臨床研究に参加予定、もしくは参加中18. その他、研究責任医師又は研究分担医師が不適切と判断した

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

有効性評価・ CYP2C19遺伝子多型別の、研究薬投与後5日時点の血小板凝集能(P2Y12 reaction unit:PRU)・ すべての患者における、研究薬投与後5日時点の血小板凝集能(PRU)


第二結果評価方法

有効性評価・ 全患者及びエクステンシブ・メタボライザー、インターメディエイト・メタボライザー、プア・メタボライザー別のCYP2C19遺伝子多型別におけるPRU/Aspirin reaction unitと高血小板反応性(PRU>208)の割合(投与前、投与後12~48時間時点、投与後5日時点)・ MRI拡散強調像(投与前、投与後5日時点)により評価された新規梗塞巣の有無・ 以下の脳心血管イベントの累積発現率1. 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)及びTIA2. 心筋梗塞3. 死亡(全死亡、血管死、虚血性血管疾患による死亡、その他の死亡)4. 複合エンドポイント1(脳梗塞、心筋梗塞、及び虚血性血管疾患による死亡)5. 複合エンドポイント2(複合エンドポイント1、及びTIA)6. その他の動脈血栓・塞栓性イベント・ NIHSS score(投与前、投与後5日時点、投与後21日時点もしくは退院時のどちらか早い方)・ modified Rankin Scale(投与後21日時点もしくは退院時のどちらか早い方、投与後90日時点)安全性評価項目・ 以下の出血性イベントの累積発現率1. 大出血(POINT試験における出血基準による)2. 小出血(POINT試験における出血基準による)3. 頭蓋内出血(症候性頭蓋内出血、無症候性頭蓋内出血)4. その他の出血性イベント(ISTH出血基準:大出血、GUSTO出血基準:重度の出血又は生命を脅かす出血、中等度の出血、小出血、MATCH出血基準:生命を脅かす出血、大出血、臨床的に重要な出血、その他の出血)・ その他有害事象

利用する医薬品等

一般名称

プラスグレル塩酸塩、クロピドグレル硫酸塩、アスピリン


販売名

エフィエント錠2.5mg、エフィエント錠3.75mg、プラビックス錠25mg、プラビックス錠75mg 等、バイアスピリン錠100mg 等

組織情報