特定臨床研究
脳卒中片麻痺患者の予後評価にPET画像を使った治験
目的
この治験は、脳卒中の片麻痺患者と健康な成人を対象に、脳のイメージングを行い、脳の特定の領域での活動を比較することで、脳卒中の影響を調べることを目的としています。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、40歳以上で75歳未満の男性または女性です。脳卒中で片麻痺が残っている人や、健康な人が対象です。ただし、認知機能障害がある、てんかん発作がある、MRI検査ができない、人工透析を受けている、妊娠中の可能性がある、適切な避妊法ができないなどの場合は参加できません。また、本人が自由意思で文書同意を得られない場合は、立会人や代諾者が同意を代表することができます。
治験内容
この治験は、脳卒中の治療方法を研究するものです。治験のタイプは「介入研究」で、治療法を試すことが目的です。治験では、脳の様々な領域を調べ、その領域のE-I ratio(SUVRAMPAr/SUVRGABAr)を評価します。具体的には、上前頭回、中前頭回、下前頭回、直回、中心前回、前眼窩回、後眼窩回、外側眼窩回、内側眼窩回、海馬、扁桃体、海馬傍回、紡錘状回、上側頭回前部、中側頭回前部、下側頭回、中下側頭回、側頭葉前部、側頭葉後部、中心後回、上頭頂小葉、後外側頭頂葉、舌状回、楔部、外側後頭葉、島、帯状回前部、帯状回後部、前帯状皮質膝前部、前帯状回膝下部、尾状核、側坐核、被殻、視床、淡蒼球、黒質、小脳、脳幹、脳梁、白質を調べます。また、第二の評価方法として、Voxel毎のE-I ratio、PET前後のFMA、FIM、SIAS、WAB、深度センサーで測定された上肢到達範囲、手指離把握範囲の基本統計量と変化量を調べます。治験は、脳卒中の治療法を改善するために行われます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
脳領域毎のE-I ratio(SUVRAMPAr/SUVRGABAr)
脳領域は1) 上前頭回,2) 中前頭回,3) 下前頭回,4) 直回,5) 中心前回,6) 前眼窩回,7) 後眼窩回,8) 外側眼窩回,9) 内側眼窩回,10) 海馬,11) 扁桃体,12) 海馬傍回,13) 紡錘状回,14)上側頭回前部,15)中側頭回前部,16) 下側頭回,17) 中下側頭回,18) 側頭葉前部,19) 側頭葉後部,20) 中心後回,21) 上頭頂小葉,22) 後外側頭頂葉,23) 舌状回,24) 楔部,25) 外側後頭葉,26) 島,27) 帯状回前部,28) 帯状回後部,29) 前帯状皮質膝前部,30) 前帯状回膝下部,31)尾状核,32) 側坐核,33) 被殻,34) 視床,35) 淡蒼球,36) 黒質,37) 小脳,38) 脳幹,39) 脳梁,40) 白質とする。
第二結果評価方法
1. Voxel毎のE-I ratio (SUVRAMPAr/SUVRGABAr)
2. PET前後のそれぞれのFMAの基本統計量と変化量
3. PET前後のそれぞれの FIMの基本統計量と変化量
4. PET前後のそれぞれのSIASの基本統計量と変化量
5. PET前後のそれぞれのWABの基本統計量と変化量
6. PET前後のそれぞれの 深度センサーで測定された上肢到達範囲, 手指離把握範囲の基本統計量と変化量
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
一般名称
[11C]K-2、[11C] flumazenil
販売名
なし、なし
実施組織
横浜市立大学附属病院
神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
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