高カリウム血症に対する心不全患者のスピロノラクトン増量における SZCの役割に関する臨床試験

臨床研究

目的

腎機能障害を合併した左室駆出能低下を伴う心不全患者を対象に対してスピロノラクトン(MRA)の増量をする場合、一番の懸念点は、高カリウム血症の発症である。そこで、これらの高カリウム血症患者を対象として、SZC併用することで、安全に心不全の予後改善効果のあるスピロノラクトンを増量が可能であるかを、

との比較にて評価する。これらに伴う心不全の治療内容の変化、心不全の有効性等についても検討する。

基本情報

募集ステータス募集中


情報なし

お問い合わせ情報

組織

聖マリアンナ医科大学病院


メールアドレス

yuki-o@marianna-u.ac.jp


電話番号

044-977-8111

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参加条件

性別

男性・女性


年齢
20歳 以上90歳 以下

選択基準

(1) 研究の参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、本人の自由意思による文書同意が得られた者(2) 20歳以上90歳以下の外来患者(3)

50%未満(4) 推算糸球体濾過量(eGFR) 15-45 mL/min/1.73m2(5) カリウム値 5.0 mEq/L以上(6) スピロノラクトン12.5 - 37.5mg導入済み(7) NT-proBNP 400 pg/mL以上(心不全入院歴ありの場合)(8) NT-proBNP 600 pg/mL以上(心不全入院歴がない場合)(9) を除いてβ遮断薬とACE/ARB/ARNiのいずれかを内服中(用量は問わず)


除外基準

(1) 拘束型心筋症、

心筋炎、収縮性心膜炎、肥大型(閉塞性)心筋症、器質性弁膜症による心不全(2) 腎動脈狭窄症 (3) 慢性透析(血液透析、腹膜透析)(4) NSAIDsの1週間以内の使用および/または中止できない場合 (5) QT延長;QTc(f) 550 msec以上(6) ペースメーカなしの症候性徐脈またはⅡ(Mobitz II型)又はⅢ度の房室ブロックを合併する患者(7) 薬剤の中止を伴う薬剤性QT延長歴 (8) 先天性QT延長症候群 (9) 高アンモニア血症に対するラクツロース、リファキシミン、その他の非吸収性抗生物質の使用 (10) 試験薬の初回投与前7日以内の樹脂(酢酸セベラマー、ポリスチレンスルホン酸ナトリウムなど)、酢酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸ランタンの使用(11) 妊娠中授乳中又は研究期間中に妊娠を希望する患者 (12) 他のカリウム低下薬の使用(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム) (13) すでにスピロノラクトン50mg以上内服している患者(14) 治療にもかかわらず症候性または制御不能な、または無症候性の持続性心室頻拍。薬物療法によりがコントロールされている患者は認められる。(15) 研究責任医師または研究分担医師が登録に不適当と判断した患者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

二重盲検期間の最終時点でスピロノラクトン50mg/日が達成でき、かつ二重盲検期間中のいずれの時点においても低カリウム血症、または高カリウム血症に対するレスキュー療法*を使用しなかった患者の割合とする。*レスキュー療法の定義 1)高カリウム血症のレスキュー療法グルコン酸カルシウムグルコース・インスリン療法SZC以外のカリウム吸着剤透析療法2)低カリウム血症のレスキュー療法カリウム補充療法(経口または静脈内)分子は上記の基準を達成した患者数(すなわちresponder)であり、分母は無作為に割り付けられた患者数である。なお、以下の条件を満たした患者をnon-responderとする。- 中止した患者- スピロノラクトン50mg/日を一時的に達成したが、中止した患者


第二結果評価方法

・二重盲検期間中に5.5mEq/Lを超える血清カリウム値の達成・二重盲検期間において、高カリウム血症に対するレスキュー療法および/またはMRAの減量を最初に使用するまでの時間・二重盲検期間中のスピロノラクトン投与量の推移・ACE阻害薬及びARB、ARNiを含む他のGDMTの目標用量の達成【目標用量(1日当たり)リシノプリル10mg、エナラプリル10mg、カンデサルタン8mg、サクビトリル/バルサルタン400mg】・β遮断薬【目標用量(1日当たり)カルベジロール20mg、ビソプロロール5mg】、ACE阻害薬およびARB、ARNiを含む他のGDMTの50%以上の目標用量の達成・KCCQ、PGIC、NYHAクラス、eGFR, NT-proBNP, 尿中Na, K, Cl, Cr, BUN, UACRの変化量

利用する医薬品等

一般名称

ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物


販売名

ロケルマ

組織情報

実施責任組織

聖マリアンナ医科大学病院


住所

東京都港区虎ノ門3-8-21虎ノ門33森ビル

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