特定臨床研究
頭皮に電気を流す治療が運動器・脊髄疾患に効果的かどうかの研究
目的
脊髄疾患や運動器疾患による中枢神経系の変化に対して、経頭蓋直流電気刺激が効果があるかどうかを調べるための治験です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上で男性でも女性でもOKです。参加する前に、自分で決めたことを理解して同意することが必要です。また、現在、精神や神経の病気などで治療を受けていない人が対象です。頚椎症性脊髄症、頚椎症性筋萎縮症、腱板断裂、肩関節周囲炎のいずれかの病気がある人でも参加できますが、2つ以上の病気がある人は参加できません。利き手や利き足が右の人が対象で、頭蓋内の磁気刺激や電気刺激による治療が禁忌となっていない人が対象です。ただし、頚椎症性脊髄症、頚椎症性筋萎縮症、腱板断裂、肩関節周囲炎の2つ以上の病気がある人、安静時に痛みがある人、妊娠中の人、運動ができない人、刺激部位に金属がある人、痙攣のリスクが高い人、MRI撮像上の禁忌条件を持つ人、医師の判断により不適当と判断された人は参加できません。
治験内容
この治験は、様々な病気に対して、tDCSという治療法を試すものです。tDCSは、頭皮に電気を流すことで、脳の活動を調整する治療法です。治験では、tDCSを行う前後で、患者さんの痛みや運動機能、脳の活動などを評価します。また、脳の活動については、個人ごとに撮像して、比較検定を行います。これらの評価結果を分析し、tDCSが病気の改善に効果があるかどうかを調べます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
tDCSによる介入の前後で以下の評価を行う。
それぞれの群でt 検定や分散分析にて解析。
1) 知覚評価: VAS, 知覚・痛覚定量分析装置
2) 運動機能評価: 筋力、巧緻性、バランス能力、移動歩行能力
3) 皮質興奮性評価(単発TMS使用): 運動誘発電位の計測
第二結果評価方法
1) 各疾患群のtDCS群とコントロール群間との脳活動を比較
2) 個人毎に撮像範囲の各ボクセルに多重比較検定を行い、その結果を使用し、それぞれの群でt 検定や分散分析にて解析
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
群馬大学医学部附属病院
群馬県前橋市昭和町3-39-15
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