特定臨床研究
精神疾患治療における新しいアプローチの検証:小規模な試験による効果検証
目的
この治験は、治療抵抗性を呈する複数の精神疾患に対してニューロモデュレーション療法を行い、その有用性を検討することを目的としています。また、MRIやSPECT・PETを撮像してpredictive markerとsurrogate markerを確立することも目的としています。対象疾患はうつ病、双極性障害、統合失調症、強迫性障害で、ニューロモデュレーション療法にはTMS、TBS、ECT、MSTが使用されます。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、年齢が18歳以上で、男性でも女性でも構いません。うつ病、双極性障害、統合失調症、強迫性障害のいずれかの診断を受けており、標準治療に反応しない患者が対象です。ただし、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、心的外傷後ストレス障害、解離性障害、摂食障害、物質関連障害、パーソナリティ障害を併存する患者や、妊娠中や授乳中の患者、てんかんや神経疾患の既往がある患者、重篤な身体疾患の患者などは参加できません。また、研究代表医師や研究責任医師が不適当と判断した患者も参加できません。
治験内容
この治験は、うつ病、双極性障害、統合失調症、強迫性障害の治療法を研究するものです。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2になります。主要な結果評価方法は、各疾患に対して異なりますが、治療前後の症状の変化量を測定するために、専門的な評価尺度を使用します。また、治療後の反応率や再発率などの第二の結果評価方法もあります。治験に参加することで、これらの疾患の治療法の改善に貢献することができます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
うつ病
急性期治療期間における介入前後のモンゴメリーアスバーグうつ病評価尺度(MADRS)の変化量
双極性障害(抑うつエピソード)
急性期治療期間における介入前後のモンゴメリーアスバーグうつ病評価尺度(MADRS)の変化量
統合失調症(認知機能、精神病症状)
急性期治療期間における介入前後のBACS(認知機能)あるいはPANSS(精神病症状)の変化量
強迫性障害
急性期治療期間における介入前後のYBOCSの変化量
第二結果評価方法
うつ病
急性期治療期間および観察期間のMADRS、HAMDおよびBACS、TMT、Stroop、CGIの変化量、
治療介入後の反応率および寛解率、観察期間における再燃・再発率および再燃・再発までの期間
双極性障害(抑うつエピソード)
急性期治療期間および観察期間のMADRS、HAMDおよびBACS、TMT、Stroop、CGIの変化量、
治療介入後の反応率および寛解率、観察期間における再燃・再発率および再燃・再発までの期間
統合失調症(認知機能、精神病症状)
急性期治療期間および観察期間のBACS、TMT、Stroop、PANSSおよびCGIの変化量、
治療介入後の反応率および非反応率、観察期間における反応率および非反応率
強迫性障害
急性期治療期間および観察期間のYBOCSおよびBACS、TMT、Stroop、HAMD、CGIの変化量、
治療介入後の反応率および部分反応率、非反応率、観察期間における反応率および部分反応率、
非反応率
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院
東京都小平市小川東町4-1-1
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