特定臨床研究
脳卒中後の上肢片麻痺患者に対する手指リハビリテーションロボットの有効性と安全性を検証する臨床研究
AI 要約前の題名
脳卒中回復期の上肢片麻痺患者に対する手指リハビリテーションロボット(SMOVE)を用いた、手指運動機能訓練の、回復期リハビリテーションにおける有効性及び安全性を検討する、PROBE法を用いた従来治療対照多施設共同研究者主導臨床研究

目的
この治験は、脳卒中回復期の上肢片麻痺患者を対象に、手指リハビリテーションロボットを使用した手指運動機能訓練が、従来のリハビリテーションと比較して有効かつ安全かどうかを調べるものです。治験期間は6週間で、1日当たり20分の訓練を行います。
AI 要約前の目標
脳卒中回復期の上肢片麻痺患者を対象に、手指リハビリテーションロボット“SMOVE”を患者の麻痺側の手指に装着し、手指運動機能訓練を1日当たり20分、6週間実施した際の有効性及び安全性を、従来のリハビリテーションと比較する。
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上85歳未満で、男性でも女性でも参加できます。また、脳卒中で初めて発症した人で、上肢片麻痺がある人が対象です。治験に参加する前に、脳卒中が発症してから15日以上、42日以内であることが必要です。また、治験が始まる時点で、脳卒中が発症してから56日以内であることが必要です。入院中の人や、手指のBrunnstrom stage II〜IIIの人、意識レベルがJCS 0の人が参加できます。 一方、以下の条件に該当する人は、治験に参加できません。クモ膜下出血による上肢片麻痺がある人、脳卒中以前に上肢麻痺があった人、脊髄疾患・末梢神経疾患・筋骨格による疾患・外傷・脳卒中以外の原因による深部感覚障害・上肢虚血性病変により上肢機能障害を来している人、手指の痙性・拘縮が強く、他動的な手指開閉ができない人、強制把握現象・失行を認める人、A型ボツリヌス毒素局所注入療法、髄腔内バクロフェン投与療法を施行中の人及び施行の予定がある人、精神疾患に罹患している、又はその既往を持つ人、認知機能に問題がある人、聴力・視力に著しい障害がある人、介入終了時まで回復期リハビリテーション病床への入院継続が困難と想定される人、筋電位を検出できず、試験機器の伸筋モード動作を開始できない人、皮膚疾患などにより筋電電極を貼付できない、又は手指駆動部の装着が困難な人、持続的な酸素投与、点滴による抗不整脈薬・昇圧薬/降圧薬が投与されている人、重篤な肝障害、腎障害、心血管障害、呼吸器疾患を有する人、心臓ペースメーカー・植え込み型除細動器を留置されている人、根治していない悪性腫瘍がある人は参加できません。また、二次登録時にFMA-UEが4点以上回復した人も参加できません。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
20歳以上85歳以下
選択基準
1) 同意取得時に20歳以上85歳未満の者
2) 的に初発の脳卒中である者
3) 脳卒中(脳梗塞・脳内出血(クモ膜下出血は除く))による上肢片麻痺を呈している者
4) 同意取得時に脳卒中発症から15日以降、42日以内の者
5) 開始時に脳卒中発症から56日以内の者
6) 回復期リハビリテーション病床、あるいはそれに準ずる病床に入院中の者
7) 麻痺側手指Brunnstrom stage II〜IIIの者
8) 意識レベルがJCS 0と判断されている者
除外基準
<一次登録時>
1) クモ膜下出血による上肢片麻痺を来している者
2) 過去の脳卒中などによる上肢麻痺が今回発症の脳卒中以前に既にあった者
3) 脊髄疾患・末梢神経疾患・筋骨格による疾患・外傷・脳卒中以外の原因による深部感覚障害・上肢虚血性病変により上肢機能障害を来している者
4) 手指の痙性・拘縮が強く、他動的な手指開閉ができない者(Modified Ashworth Scale 3以上)
5) 強制把握現象・失行を認める者
6) A型ボツリヌス毒素局所注入療法、髄腔内バクロフェン投与療法を施行中の者及び施行の予定がある者
7) 精神疾患に罹患している、又はその既往を持つ者(投薬等にて状態が安定している者は除く)
8) 認知機能に問題がある者(MMSE 23点以下)
9) 聴力・視力に著しい障害がある者
10) 終了時まで回復期リハビリテーション病床への入院継続が困難と想定される者
11) 筋電位を検出できず、試験機器の伸筋モード動作を開始できない者
12) 皮膚疾患などにより筋電電極を貼付できない、又は手指駆動部の装着が困難な者
13) 持続的な酸素投与、点滴による抗不整脈薬・昇圧薬/が投与されている者
14) 重篤な肝障害、腎障害、心血管障害、呼吸器疾患を有する者
15) 心臓ペースメーカー・植え込み型除細動器を留置されている者
16) 根治していない悪性腫瘍がある者
<二次登録時>
1) 一次登録時の除外基準1)~16)に、新たに抵触することが明らかになった者
2) 一次登録時から二次登録時までの間にFMA-UEが4点以上回復した者
治験内容
この治験は、脳卒中で上肢の片麻痺がある人を対象に行われます。治験のタイプは「介入研究」で、治療法を試す研究です。主な評価方法は、治療前と治療後6週間後の、患側の4本の指の関節の可動域の変化量です。また、その他の評価項目もあり、患側の指ごとの可動域や握力、ピンチ力などが評価されます。治験の目的は、上肢の機能回復を促進する治療法を見つけることです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
介入前評価から介入6 週後評価までの、患側母指を除く4指の各関節の手指 Active Range Of Motion(AROM)の総和の変化量
第二結果評価方法
1.介入前評価から介入6週後までのその他評価項目の変化量
2.介入前評価から介入4週後評価までの患側母指を除く4指の各関節の手指AROMの総和の変化量とその他評価項目の変化量
その他評価項目
1) 患側指ごとにおける、各関節の手指 AROM の総和
2) 患側各関節の手指 AROM
3) 患側肘関節・患側手関節 AROM
4) 患側 Fugl Meyer Assessment FMA )):上肢
5) 患側 Action Research Arm Test ARAT
6) 患側上肢 Brunnstrom stage BRS
7) 患側手指 BRS
8) Modified Ashworth Scale MAS 患側 手関節、肘関節、指 関節
9) 患側握力
10) 患側ピンチ力
11) Motor a ctivity Log MAL 14
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
組織情報
実施責任組織
株式会社 麻生 飯塚病院
福岡県飯塚市芳雄町3-83
お問い合わせ情報
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