特定臨床研究
人間の血管の血流状態を調べるための3D画像技術の研究
目的
この治験では、病的な血管と健康な血管の血流速度や壁剪断応力などのパラメータを比較し、血行動態の異常と血管病変の関係を明らかにすることを目的としています。また、磁気共鳴画像を用いた血流解析やコンピュータを用いたシミュレーションとの比較も行います。
対象疾患
参加条件
治験に参加するには、20歳以上であれば男性でも女性でも参加できます。ただし、治療の一環としてMR検査を受ける患者さんに限ります。ただし、MR検査ができない人や造影剤が使えない人は参加できません。
治験内容
この治験は、血管に関わる病気の治療方法を研究するものです。治療方法には、手術やステントグラフトの挿入などが含まれます。治験では、磁気共鳴画像法を使って、血流の速度や位置情報を測定し、治療前後の変化を比較します。また、動脈硬化や炎症の程度を測定することで、治療の効果を確認します。治験に参加することで、新しい治療方法の開発に貢献することができます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
3次元シネ位相コントラスト磁気共鳴画像法で得られたデータを可視化ソフトである Cardio Flow、GT flowやflovaで後処理するとともに壁剪断応力(wall shear stress ;WSS)、oscillating shear index (OSI)、gradient oscillatory number (GON)などの流速と位置情報の派生パラメーターを求める。患者の臨床経過、磁気共鳴血管撮影所見、3次元シネ位相コントラスト磁気共鳴画像法による血流速度表示、壁剪断応力などを比較し、これらの関係を明らかにする。
第二結果評価方法
大動脈瘤に対する介入治療前後での血行動態の変化を見ることにより、臓器灌流の評価も行い、介入による影響を確認する。hT2W FLAIRにおいては動脈壁の信号増強を計測し、動脈硬化、炎症の程度の指標とするとともに、ステントグラフト留置後にあっては瘤内へのエンドリークの有無の指標とする。
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
一般名称
環状型非イオン性MRI用造影剤
販売名
ガドビスト静注1.0mol/Lシリンジ5mL
実施組織
名古屋大学医学部附属病院
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
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