特定臨床研究
小児急性骨髄性白血病治療における新しい治療法の安全性と効果を調べる臨床試験
目的
この治験は、小児の急性骨髄性白血病(AML)に対して、遺伝子異常や治療反応性を考慮して、適切な治療を見つけることを目的としています。治療の強度や微小残存病変(MRD)などを層別化して、治療の効果を評価することが目的です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人の条件は、0歳以上16歳未満で、男性でも女性でも構いません。対象となる病気はAMLで、初めて治療を受ける患者であることが条件です。また、臓器の機能が十分であること、そして別の病気を持っていないことも条件です。ただし、ダウン症候群に発症したAMLや、骨髄肉腫を持っている人は参加できません。また、妊娠中や授乳中の人、免疫不全症の人、重い臓器障害を持っている人、重複がんを持っている人なども参加できません。担当医が不適格と判断した場合も参加できません。治験に参加する前に、別の研究に参加することに同意していることが必要です。また、代諾者からの同意も必要です。
治験内容
この治験は、急性骨髄性白血病の治療方法を研究するものです。治験のフェーズはフェーズ3で、治療に介入するタイプの研究です。主要な評価方法は、治療群の3年間の無病生存率で、その他にも様々な評価方法があります。治験に参加する患者さんの家族にもアンケート調査を行い、治療の質を評価します。治験の目的は、より効果的な治療法を見つけることです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
試験治療群(IR群及びHR群)の3年無病生存率(DFS)
第二結果評価方法
・寛解導入割合
・全生存期間(OS)
・無イベント生存期間(EFS)
・累積再発率(CIR)
・非再発死亡率(NRM)
・CTCAE ver.5.0 grade3以上の有害事象割合
・家族(代理評価)によるアンケート調査で得られた患児のQuality of Life (QOL)の評価
・MRD別、OS, EFS, CIR, NRM
・移植後100日、1年目の移植後合併症の有無、移植関連死亡(TRM)割合
・GO投与別の深在性真菌症の発生割合
・予防的抗真菌薬使用別の深在性真菌症の発生割合
・予防的抗菌薬使用別の細菌感染症の発生割合
治験フェーズ
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
イダルビシン塩酸塩等。他、別紙参照。
販売名
イダマイシン静注用等。他、別紙参照。
実施組織
国立研究開発法人国立成育医療研究センター
東京都世田谷区大蔵2-10-1
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