PDE5阻害薬タダラフィル内服によるヒト精子所見改善効果検討のための無作為化比較試験 (PEOS試験)

臨床研究

目的

精子所見不良な患者の精液所見(精子濃度の低下、精子運動率の低下など)をPDE5阻害薬であるザルティアが改善するかどうかを評価する。

主要エンドポイントは12週時の精液所見(精子濃度)の20%改善の有無

(試験登録時の値から20%以上の増加を認めた場合、改善とする。)

副次エンドポイントは6、24、48週時の精液所見(精液量又は精子濃度)の20%および50%改善の有無、12週時の精液所見(精液量)の20%改善の有無、12週時の精液所見(精液量または精液濃度)の50%改善の有無、安全性、精子運動率、奇形精子率、精液中白血球数、精子DNA fragmentation、精液量、精子濃度の改善評価とする。

参加条件

性別

男性


年齢

20歳 0ヶ月 0週 以上50歳 0ヶ月 0週 以下


選択基準

1) 精子減少症、精子無力症

不妊症を主訴に三重大学医学部附属病院を受診し、精液検査にて三重大学医学部附属病院が定める精子評価表の正常範囲以下(いずれかの項目が基準値以下)と診断された患者である。

正常範囲:精液量2.0ml以上、精子濃度7500万匹/ml以上、運動率50.0%以上、形態奇形率50.0%以上、運動性C(A~C(A:速度が速く、直進する精子、B:速度が遅い、あるいは直進性が不良な精子、C:頭部あるいは尾部の動きを認めるが、前進運動していない精子。))、白血球数:100万/ml未満

2) 男性

3) 年齢 20歳以上50歳以下

4) PS 0-1

5) 挙児希望があり、不妊治療を希望されている

6) 文書による同意が得られている


除外基準

1)硝酸薬(同効薬で併用禁止とする薬剤)を服用中の患者

2)治療薬(タダラフィル)にアレルギーを有する又は禁忌の患者

3)不安定狭心症、安定していない不整脈や高血圧で治療中、もしくは既往歴のある患者

4)重度の肝疾患を有する患者(AST(GOT)もしくはALT(GPT)が100 IU/L以上)

5)重度な腎疾患を有する患者

6)試験薬投与開始前3か月以内に他の臨床試験(治験と介入のある臨床試験で3か月以上5年以内の試験)に参加し、終了後3か月が経過していない患者

7)試験開始2週間前から精液所見に影響を与えるとして市販されているサプリメント(亜鉛、ビタミンE、ビタミンD、シトルリン、L-アルギニン、L-カルニチン、有機マカ、高麗人参、コエンザイムQ10、ヤマイモ成分、牡蠣エキス、セレン)摂取中の患者。ただし、最終摂取時から2週以上経過している場合は可能とする。

特に亜鉛、ビタミンE、ビタミンD、シトルリン、L-アルギニン、L-カルニチン、有機マカ、高麗人参、コエンザイムQ10、ヤマイモ成分、牡蠣エキス、セレン等を多く含んでいる食事を好んで連日摂取している患者は除外といたします。下記は100g中に含まれる含量が1日摂取量目安以上に含まれる食品である。

亜鉛(1日摂取目安、成人男性10mg):牡蠣、小麦はいが、かつお類の塩辛、パプリカ、からすみ、ビタミンE(1日摂取目安、成人男性6.5mg):煎茶、ひまわり油、アーモンド、唐辛子、小麦はいが、抹茶、ぶどう油、サフラワー油、米ぬか油、菊のり、あゆ、大豆はいが、ヘーゼルナッツ、とうもろこし油、玉露茶、マーガリン、なたね油、マヨネーズ、あんこう、まつも、アーモンドチョコレート、落花生、さけのすじこ、米ぬか、大豆油、キャビア、イクラ、唐辛子、うなぎ、ビタミンD(1日摂取量目安、成人男性5.5μg):あらげきくらげ、かつおの塩辛、あんこうきも、うまづらはぎ、しらす干し、いかなご、みりん干し、まいわし、にしん、たたみいわし、しろさけすじこ、いくら、かわはぎ、くろかじき、あらげきくらげ、ぼらからすみ、からふとます、きびなご、いかなご、そうだがつお、さんまみりん干し、うなぎ、シトルリン:スイカ、メロン、クコの実、キュウリ、ニガウリ、

L-アルギニン 1日2000mg:すいか、卵白、ピーナッツ、L-カルニチン(1日1000mg):ラム肉、マトン肉、コエンザイムQ10(1日摂取目安100mg):1日100mg摂取のためにはイワシ26匹、牛肉3kgの摂取が必要、牡蠣エキス:牡蠣、セレン(1日摂取目安30μg):鰹節、からし、あんこうきも、すけとうだらのたらこ、くろまぐろ生、カツオ生、ひまわりフライ、など。

※これら試験登録時は上記、食品、薬剤を記載した書面を患者に示し、連日100g以上摂取していないかを確認する。また試験対象者も上記食品の摂取を連日100g以上摂取しないように説明し順守していただくこととする。また上記薬剤の内服がどうしても必要となった場合は研究責任者に連絡していただき、試験の継続の可否の決定を行う。

また亜鉛製剤(ノベルジン(酢酸亜鉛)、プロマック(ポラプレジンク))、ビタミンE含有製剤(ユベラN(トコフェロールニコチン酸))、ビタミンD含有製剤(ワンアルファ、アルファカルシドール)、L-カルニチン含有製剤(エルカルチン)を内服中の患者も除外する。

8)研究責任医師又は研究分担医師が研究対象者として不適当と判断した患者

9)既にPDE5阻害薬を内服している場合

10)勃起機能に異常がある患者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

12週時の精液所見(精子濃度)の20%改善の有無


第二結果評価方法

副次エンドポイントは6、24、48週時の精液所見(精液量又は精子濃度)の20%および50%改善の有無、12週時の精液所見(精液量)の20%改善の有無、12週時の精液所見(精液量又は精子濃度)の50%改善の有無、安全性、精子運動率、奇形精子率、精液中白血球数、精子DNA fragmentation、精液量、精子濃度の改善評価とする。

20%改善あり:(各週-登録時)/登録時≧20%

利用する医薬品等

一般名称

タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)、タダラフィル(Tadalafil)


販売名

ザルティア錠(Zalutia)2.5mg、5mg、タダラフィル錠2.5mgZA「JG」、タダラフィル錠5mgZA「JG」、タダラフィル錠2.5mgZA「あすか」、 タダラフィル錠5mgZA「あすか」、タダラフィル錠2.5mgZA「杏林」、タダラフィル錠5mgZA「杏林」、タダラフィル錠2.5mgZA「サワイ」、タダラフィル錠5mgZA「サワイ」、タダラフィル錠2.5mgZA「サンド」、タダラフィル錠5mgZA「サンド」、タダラフィル錠2.5mgZA「日医工」、タダラフィル錠5mgZA「日医工」、タダラフィル錠2.5mgZA「ニプロ」、タダラフィル錠5mgZA「ニプロ」、タダラフィル錠2.5mgZA「フソー」、タダラフィル錠5mgZA「フソー」、タダラフィルOD錠2.5mgZA「トーワ」、タダラフィルOD錠5mgZA「トーワ」