オキシトシン子宮筋注と持続静注を比較する前向き研究
目的
帝王切開術の患者において、分娩後出血を予防のための子宮収縮の維持を目的として投与するオキシトシンの子宮筋注と持続静注と比較して総出血量を減少させるか調査する。
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参加条件
性別
女性
年齢
20歳 以上40歳 以下
選択基準
1.手術前ASA-PS (ASA physical status)2の者2.単胎である者3.妊娠37週以上である者4.脊髄幹麻酔で行う選択的帝王切開術を予定されている者5.同意取得時20歳以上40歳以下である者6.本研究について本人による同意書への署名により同意が取得できた者
除外基準
1.明らかな産科疾患(子宮筋腫、子宮腺筋症、内膜症性嚢胞、巨大児、羊水過多、妊娠高血圧症候群)、心疾患、血液凝固異常、脊髄幹麻酔の施行困難が予想される脊椎の疾患がある者2.分娩中の者3.破水している者4.胎盤位置異常のある者5.その他の胎盤異常のある者6.多胎妊娠である者7.子宮奇形のある者8.オキシトシンアレルギーがある者9.肥満(妊娠35-36週でBMI≧30)10.3経産以上の者11.分娩後出血の既往がある者12.その他研究責任医師または研究分担医師が本研究に組みいれることが適切でないと判断した者
治験内容
介入研究
主要結果評価方法
術中および病棟帰室2時間までの総出血量
第二結果評価方法
1. 分娩後出血(総出血量1000mL以上)の頻度2. 子宮収縮の程度3. オキシトシンの総追加投与量(病棟帰室2時間後まで)4. メチルエルゴメトリン、プロスタグランジンF2の使用の有無と投与量5. 外科的インターベンション(B-Lynch縫合、バルーンタンポナーデ、ガーゼタンポナーデ、血管結紮、子宮摘出、IVR)の有無6. 子宮底マッサージの有無7. 弛緩出血難治症例数8. 輸血の有無9. 入院期間
利用する医薬品等
一般名称
オキシトシン、生理食塩液、生理食塩液
販売名
アトニン®-0、生理食塩液PL「フソ―」、大塚生食注