特定臨床研究
進行肺がん患者の食欲不振に対する人参養栄湯の効果についての研究
目的
この治験は、進行した肺がん患者で食欲不振がある人に対して、クラシ工人参養栄湯エキス細粒が有効かどうかを調べるものです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、18歳以上で男性でも女性でもOKです。参加条件として、①18歳以上の患者、②食欲不振があり、SNAQ 14点以下の患者、③ECOG-PSが0-2の患者、④病勢が安定しており、登録日より12週以上の生存が期待できる患者、⑤本人に本試験への参加の同意を文書により得た患者、⑥非小細胞肺がん臨床病期stage III, IV、⑦主要臓器(骨髄、心、肺、肝、腎など)に高度な障害がなく、治療開始時の臨床所見または検査が一定の基準を満たしている患者が含まれます。ただし、過去2週間以内に細胞障害性抗がん剤を投与された患者、本試験期間中に細胞障害性抗がん剤を投与開始予定の患者、食物や経口剤の経口摂取、消化吸収ができない患者、以下のような可逆的な食欲不振で未治療の患者:電解質異常、消化性潰瘍、重度の便秘、頭蓋内病変、精神疾患などは除外されます。
治験内容
この治験は、非小細胞肺がんの治療方法を研究するために行われています。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2と呼ばれる段階で行われています。治験の主な目的は、食欲スコア(SNAQ質問票)の変化を評価することです。また、体重、BMI、倦怠感、抑うつ・不安、安全性、服薬コンプライアンスなども評価されます。治験に参加することで、新しい治療方法の開発に貢献することができます。
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
人参養栄湯
販売名
クラシエ人参養栄湯エキス細粒
実施組織
静岡県立静岡がんセンター
静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
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