特定臨床研究
EGFR遺伝子変異陽性の肺がんに対する治療法の試験
目的
この治験は、肺がんの一種であるEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対して、オシメルチニブという薬の効果を評価するために行われます。具体的には、オシメルチニブ治療後に残ったがんの部分に放射線療法を行うことで、治療効果と安全性を確認することが目的です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上の男性または女性で、非小細胞肺がんと診断されていることが必要です。また、EGFR感受性遺伝子変異が確認されていること、初回治療としてオシメルチニブ単剤療法が開始されており、PRまたはSDが確認されていること、オシメルチニブを80mg/dayまたは40mg/day連日内服していること、登録時点で90日以上120日以内が経過していること、そして、放射線治療が可能な残存病変が3個以下であることが必要です。ただし、精神疾患や肺疾患、過去の治療の毒性が軽快していないなど、いくつかの除外基準があります。詳しくは、担当医に相談してください。
治験内容
この治験は、非小細胞肺癌という病気を対象にしています。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2という段階にあります。主要な評価方法は、無増悪生存期間というもので、治療をしてから病気が進行しない期間を調べます。また、安全性や治療を続ける期間、全生存期間、残存病変の数なども評価します。これらの評価結果から、治療の効果や安全性を確認することが目的です。
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
オシメルチニブ
販売名
タグリッソ
実施組織
静岡県立静岡がんセンター
静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
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