進行胃癌を対象としたFTD/TPI+RAMとFTD/TPIの比較試験
目的
切除不能・進行再発胃がんもしくは食道胃接合部腺がんにFTD/TPI+RAM療法の的有用性と安全性を、標準治療であるFTD/TPIと比較して評価をする。
お問い合わせ情報
埼玉県立がんセンター
naoki19800623@gmail.com
048-722-1111
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
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参加条件
男性・女性
選択基準
1. 同意取得時の年齢が20歳以上である。2. 組織学的に胃または食道胃接合部原発の(一般型)と診断されている。3. HER2検査が実施されている(登録前まで。HERステータスは問わない)。4. CT画像にて、切除不能進行もしくは再発が確認できている。5. ECOG performance status (PS)が、0もしくは1である。6. 3か月以上の生存が期待される。7. 1つ以上の測定可能病変( ver 1.1)を有する。8. 前治療歴として、以下の薬剤に不応もしくは不耐である。 ① フッ化ピリミジン系 ② タキサン系もしくはIRI(両剤の使用歴がある場合も適格) ③ RAM(不応例のみ適格)9. 臓器、骨髄機能が保たれている。10. 本試験登録前に試験内容の十分な説明が行われた後、患者本人から文書による同意が得られている。
除外基準
1. のを有する(同重複がん/および無病期間が 2 年以内の異重複がんもしくは)。無病期間が2年未満であっても、臨床I期の前立、放射線治療により完全となった臨床 0期、I期の咽頭癌、完全切除された以下のような病理病期のがんのように、5年相対生存率が95%以上相当のがんの既往は、の異重複がん/に含めない。 2. 経口摂取が困難な症例。具体的には、登録後も栄養ならびに水分摂取目的に連日で輸液を要する症例(在宅IVHを含む)。3. 過去にFTD/TPIの使用歴がある。4. 本試験で使用する薬剤の過敏症がある。5. 登録前4週以内に大手術(全身麻酔を要する)、2週以内に腹部を照射範囲とした放射線治療の既往がある。ただし、診断目的に実施した審査腹腔鏡検査は除く。6. 高度の胸水を有する症例(左右胸腔のどちらか一方または両側の胸腔の1/2以上を占める場合、もしくは頻回の胸腔穿刺を要する場合)。7. 高度腹水を有する、もしくは2週間以内の緩和的腹水穿刺(検査のための試験穿刺は除く)の既往がある。8. 脳転移ならびに中枢神経系に腫瘍の転移を有する症例9. 登録時にコントロール不良なGrade 2以上( v5.0)の有害事象(非血液毒性)が残存している(脱毛、味覚障害、色素沈着、末梢神経障害、高血圧はGrade2以上であっても登録可)10. 処置を要する局所の感染症または全身性の感染症を有する。11. 降圧剤治療にも関わらず、コントロール不良な高血圧を合併している。12. コントロール不良の糖尿病を合併している。13. (登録前4週間以内に発症または発作でしている狭心症)、コントロールが不良な心不全、治療を要する不整脈を有する(軽度の右脚ブロック、期外収縮など上問題のない不整脈は除く)。14. 重大な出血性障害や血管炎を有する。登録前12週間以内に消化管からの重大な出血エピソード(Grade 3以上)が認められる症例。15. 登録前24週以内にもしくは瘻孔の既往がある。16. 消化管閉塞または炎症性腸疾患(クローン病など)の既往を有する。ただし、消化管閉塞に関しては、過去に人工肛門造設術やバイパス術を施行し、経口摂取が十分に可能な症例は除く。17. 登録前4週以内に未回復の外傷、の消化性潰瘍、骨折の既往がある。18. 登録前24週以内に動脈性血栓症(心筋梗塞、脳梗塞を含む)の既往がある。19. 登録前12週以内に深部静脈血栓症、肺動脈血栓の既往(カテーテル血栓、表在性血栓は除く)がある。20. 免疫不全(HIV感染症など)、全身ステロイドの投与を有する自己免疫疾患がある。21. 抗薬の投与を受けている(クロピドグレル、チクロピジン、ジピリダモールなど)。低用量のアスピリン(325mg/日未満)、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)は登録可能とする。また、画像上で確認できる血栓症に対して抗凝固薬の投与を受けている場合は除外とするが、血栓症などの予防を目的とした抗で凝固機能が登録前の12週間以上安定している場合(PT-INR ≦ 施設基準上限×1.5)は適格とする。22. 全身ステロイド(造影剤アレルギーの予防薬、抗がん剤の前投薬、免疫関連有害事象の副腎機能低下症に対するヒドロコルチゾン補充療法は除く)や免疫抑制剤の持続的な使用がある。23. HBs抗原が陽性である。ただし、核酸アナログ製剤でコントロールされ、-DNAの陰性が確認されている場合は、登録可能。24. 妊婦、授乳婦、現在妊娠している可能性がある女性、または避妊する意思がない症例。25. 上問題となる精神疾患により本試験への登録が困難と判断される。
治験内容
利用する医薬品等
トリフルリジン, チピラシル塩酸塩配合錠、ラムシルマブ注射液
販売名
ロンサーフ配合錠T15、ロンサーフ配合錠T20 等、サイラムザ点滴静注液100mg 等
組織情報
埼玉県立がんセンター
埼玉県北足立郡伊奈町小室780