特定臨床研究
頭頸部がん治療に向けた新しい方法の開発:浅側頭動脈経由/選択的動注免疫療法の検討
目的
この治験は、ニボルマブという免疫チェックポイント阻害剤を注射することで、どのような病気や症状が改善されるか、また腫瘍が小さくなるかどうかを確認するために行われます。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上の男性・女性で、頭頸部がんの再発または初回時から遠隔転移を有する人で、抗PD-1抗体が投与されたことがある人です。また、標準的な手術ができない人、病期の分類が一定の範囲内である人、身体の検査値が一定の基準を満たしている人、心臓や肺などの臓器に大きな問題がない人、生検によって腫瘍組織検体が採取できる人、同意書に署名した人が参加できます。一方、HIVやHCV、HBs抗原が陽性である人、自己免疫疾患や間質性肺疾患を持っている人、過去に抗体製剤による重篤な過敏症の既往歴がある人、高血圧や糖尿病などの内分泌障害を持っている人、重複がんを持っている人、精神障害や認知症を持っている人、全身性のステロイド剤投与が必要な人などは参加できません。また、研究責任医師または研究分担医師が不適当と判断した人も参加できません。
治験内容
この治験は、頭頸部がんの治療法について研究するものです。治験のタイプは介入研究で、フェーズ1という段階にあります。主な目的は、ニボルマブという薬剤を動脈注入することで、安全性を確認することです。治験参加者には、カテーテルを挿入して薬剤を投与します。治験期間中、参加者の健康状態を観察し、副作用がある場合は種類や頻度、程度などを調べます。また、腫瘍縮小効果や免疫関連細胞の検査も行います。治験の目的は、頭頸部がんの治療法の改善につながることを期待しています。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
ニボルマブ動脈注入投与法の安全性
(臨床研究開始後6週および9週で判定)
(観察項目)
・安全性としてカテーテル挿入
・薬剤動注中・後合併症を含む疾病等の種類・頻度・程度
(呼吸器障害、重症筋無力症、心筋炎、筋炎、肝機能障害、大腸炎、小腸炎、重度の下痢、内分泌甲状腺、下垂体、副腎、神経・脳障害、1型糖尿病、腎機能障害、皮膚障害など)
動脈内投与に伴うと考えられる、動脈炎症及び攣縮など
第二結果評価方法
臨床効果として腫瘍縮小効果、附随研究として腫瘍組織Foxp3陽性細胞、CD8陽性T細胞等の解析
・免疫関連細胞検査(末梢血)
治験フェーズ
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する医薬品等
一般名称
ニボルマブ
販売名
オプジーボ
実施組織
愛知医科大学病院
愛知県長久手市岩作雁又1-1
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