特定臨床研究
胸部手術後の胃管再建における酸素量の測定が有用かどうかを調べる研究
目的
この治験は、食道がんの手術において胃管を作る際に、組織酸素飽和度モニターを使用することが有用かどうかを調べるために、胃管作成や食道胃管吻合の際に胃管の組織酸素飽和度を測定し、データを集計するものです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性でも女性でも構いません。対象となるのは、食道がんや食道胃接合部がんで、手術で治療する予定の患者です。手術方法は、右胸を開いたり、胸腔鏡を使ったり、ロボットを使ったりする方法があります。患者自身が同意書にサインして、参加することができます。また、患者の健康状態が良好で、ECOGの基準でPSが0または1であることが条件です。ただし、胃管再建ができない患者や、糖尿病や狭心症などの合併症がある場合は、参加できません。また、医師の判断により、治験に参加することが適切でないと判断された場合も、参加できません。
治験内容
この治験は、介入研究と呼ばれるもので、フェーズ2という段階で行われます。対象疾患は食道癌で、治療方法の効果を調べるために行われます。主な評価方法は、手術後の胃管の血流量を測ることで、治療の効果を評価します。また、縫合不全割合や全生存期間なども評価します。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
頸部まで挙上後での胃管の吻合部位における十分な胃管血流の指標となる組織酸素飽和度が45%以上となる割合
第二結果評価方法
縫合不全割合
胃管挙上前後での組織酸素飽和度変化率
全生存期間
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
静岡県立静岡がんセンター
静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
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