この治験の目的は、iATPという治療法が心室頻拍を止める効果があるかどうかを調べ、そのメカニズムを従来の治療法と比較して詳しく検討することです。
この治験に参加できる人は、20歳以上で、持続性心室頻拍と診断され、治療のために電気生理学的検査やカテーテルアブレーションを受ける予定の男性・女性です。また、植込み型除細動器を移植する予定の人やすでに植え込まれている人も参加できます。ただし、心筋梗塞発症から3ヶ月未満の人やカテコラミンに依存している人、そして研究責任医師や研究分担医師によって不適当と判断された人は参加できません。
この治験は、新しい治療法を試すための研究で、フェーズ2と呼ばれる段階にいます。対象疾患は、致死性心室性不整脈という病気で、治療にICDという装置を使います。主な評価方法は、ICDが正しく機能しているかを確認するiATP設定の妥当性です。また、治療の効果を評価するために、従来の治療法と新しい治療法の比較や、心内電位の検査、治療の成功・不成功の予測因子の検討などが行われます。
介入研究
ICDにより自動計算されたiATP設定の妥当性
1) 従来型ATP群とiATP群における以下の比較(A-1 ATPによる心室頻拍停止成功率、A-2 ATPによる心室頻拍停止不成功の詳細 [心室頻拍の心拍数上昇、心室細動化、VT停止後の再誘発、Pacing non capture、VT回路への侵入不成功、Termination zoneへの侵入不成功])
2) VT停止時の心内電位の詳細な検討(興奮伝播時間など)
3) 1回目治療での成功・不成功の予測因子の検討
4) 最終シーケンスまでの治療での成功・不成功の予測因子の検討
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する薬品情報はありません
浜松医科大学
静岡県浜松市中央区半田山1-20-1
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