特定臨床研究
胃切除術後の合併症を予防するための治験:ポリグリコール酸シートの効果を検証する試験
目的
胃を切除する手術で、リンパ節を取り除く際に膵液瘻(膵臓の分泌物が腹腔内に漏れ出す症状)を防ぐために、ポリグリコール酸シートの効果を調べる治験を行います。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上で、胃の手術をする予定がある男性・女性です。ただし、過去に胃や膵臓の手術をしたことがある人や、腹腔内に感染がある人、アレルギーの可能性がある人、ロボット支援手術をする予定の人などは参加できません。また、主治医が不適切と判断した場合も参加できません。治験に参加する前に、文書に同意する必要があります。
治験内容
この治験は、胃癌や胃神経内分泌腫瘍の治療方法を研究するものです。治験のフェーズは2で、介入研究と呼ばれる方法で行われます。主要な評価方法は、手術後のドレーンアミラーゼ値の最大値です。また、術後の様々な状態や合併症の発生率、抗生剤使用日数、在院日数なども評価されます。再手術率や手術関連死亡率も調べられます。治験の目的は、より効果的な治療法を見つけることです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
術後ドレーンアミラーゼ値の最大値
第二結果評価方法
・ 術後ドレーンアミラーゼ値の推移(各検査日における両群比較を含む)
・ 術後膵液瘻の発生率
・ 術後腹腔内膿瘍の発生率
・ 術後白血球数
・ 術後CRP値
・ 術後合併症の発生率
・ 術後抗生剤使用日数
・ ドレーン留置期間
・ 術後オクトレオチド使用の有無
・ 術後在院日数
・ 腹腔内出血イベント発生率(出血発生率)
・ 手術関連死亡率
・ 再手術率
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
名古屋大学医学部附属病院
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地
同じ対象疾患の治験
- [68Ga]Ga-DOTA-TATEによる神経内分泌腫瘍(NEN)の診断能評価試験
- 神経内分泌癌(NEC)患者の治療における新薬BI 764532の安全性と忍容性を検討する試験(DAREON™-7)
- ルタテラ静注の一般的な使用結果調査(神経内分泌腫瘍のソマトスタチン受容体陽性患者に対するもの)
- 膵臓のがんに対する超音波内視鏡ガイド下での治療法の安全性と効果について調べる研究:パイロット研究
- 小細胞肺がんや神経内分泌腫瘍の患者に対する、新薬BI 764532とezabenlimabの併用投与による治験の第1段階の試験。複数の施設で行われ、投与量を徐々に増やしていく非ランダム化で盲検ではない試験です。
- 進行がん患者に対する新薬「ベルズチファン」の効果と安全性を調べる治験(褐色細胞腫、パラガングリオーマ、膵神経内分泌腫瘍、フォン・ヒッペル・リンドウ病関連腫瘍を対象とする第Ⅱ相試験)
お医者さまへ
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
治験を募集している方ですか?
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。