特定臨床研究
脊髄小脳変性症患者に対する腰に装着する運動療法の効果と安全性についての初期の臨床試験
目的
HAL®腰タイプの運動療法がSCA患者に対して有効で安全かどうかを調べるための治験です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上85歳未満で、男性でも女性でもOKです。遺伝子検査でSCA3、SCA6、SCA31という病気が確定診断されている人、またはスクリーニング検査で特定の基準を満たす人が対象です。外来通院が可能で、治験に参加することに同意している人が参加できます。ただし、HAL®腰タイプの装着が困難な人、症候性の起立性低血圧がある人、皮膚炎の既往がある人、重篤な心疾患や精神障害の既往がある人、認知症や他の神経疾患の合併が認められた人、他の治験に参加している人は参加できません。
治験内容
この治験は、遺伝性脊髄小脳失調症の3型、6型、31型を対象にした介入研究で、フェーズ2の段階にあります。主要な結果評価方法は、Timed Up and Go testの4週目における0週からの変化量です。また、第二の結果評価方法として、様々なテストやスケールを用いて、患者さんの症状や運動能力の変化を評価します。治験に参加する患者さんは、治験薬を服用することになります。治験の目的は、治験薬が疾患の症状や運動能力に改善をもたらすかどうかを調べることです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
Timed Up and Go testの4週目における0週からの変化量
第二結果評価方法
(1)Timed Up and Go Testの8週目・16週目における0週からの変化量
(2)Timed Up and Go Testの8週目・16週目における4週からの変化量
(3)Scale for the assessment and rating of ataxia (SARA)
(4)10m歩行テスト
(5)Berg Balance Scale (BBS)
(6)Cerebellar cognitive affective syndrome (CCAS) Scale
(7)腰痛Visual analogue scale (VAS)
(8)四肢痛Visual analogue scale (VAS)
(9)Clinical global impressions (CGI)
(10)HAL®腰タイプにより取得可能な独自のデータ(HAL®腰タイプに内蔵されている角度センサと、装着時の皮膚表面に貼り付けられた電極を通して得られた生体電位信号の情報と、HAL®腰タイプからの出力強度の情報)を用いた運動データ解析
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
名古屋大学大学院医学系研究科
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地
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