
治験の目的は、救急医療や治りにくい皮膚の傷に対して、HD羊膜という特別な材料がどれくらい効果的で安全かを調べることです。
男性・女性
18歳以上
上限なし
この治験は、特定の皮膚の問題を持つ患者さんを対象にした研究です。具体的には、広範囲にわたる重度の火傷や、治りにくい皮膚の潰瘍、そして腸が見えているような難しい傷の治療方法を調べています。 ### 研究の目的 この研究では、皮膚の再生を助ける新しい治療法がどれくらい効果的かを評価します。治療の効果を測るために、いくつかの基準を設けています。 ### どのように効果を測るのか 1. **広範囲・重度の火傷の治療**: - 皮膚の再生が良好であるかどうかを、退院時や植皮(皮膚を移植する手術)の日に確認します。 2. **治りにくい皮膚潰瘍**: - 潰瘍がどれだけ早く治るかを見ます。特に、潰瘍が5ヶ月以内に治るかどうかが重要です。 3. **腸が見えている傷**: - この傷がどれくらい早く治療可能になるかを、28日以内に判断できるかどうかで評価します。 ### その他の評価方法 - **痛みの評価**: 患者さんが感じる痛みの程度を、数値で評価します。 - **傷の状態**: 傷の治り具合や、肉芽(新しい皮膚ができる過程でできる組織)の状態を評価します。 - **感染の有無**: 傷が感染していないかどうかも確認します。 ### 研究の進め方 この治験は「フェーズ1」と呼ばれる段階で行われており、主に安全性や初期の効果を確認するためのものです。参加することで、新しい治療法の効果を知る手助けになり、将来的に多くの人が助かる可能性があります。 この治験に参加することで、あなたの傷の治療に役立つかもしれませんし、同時に医学の進歩にも貢献することができます。興味があれば、詳しくお話ししましょう。
介入研究
【広範囲・重度熱傷壊死組織切除部位の皮膚再生】
植皮日の肉芽増生が良好な症例あるいは退院日の肉芽増生が良好な症例を「有効例」とする。
【難治性皮膚潰瘍】
・一般的な難治性潰瘍(HD羊膜貼付から植皮日までの肉芽増生):植皮/皮弁実施時の肉芽増生が良好な症例を「有効例」とする。
・褥瘡(HD羊膜貼付から上皮化されるまでの日数):日数が5ヶ月以内の症例を「有効例」とする。
【露出腸管を伴う閉創困難な開放創】
HD羊膜貼付から植皮可能と判断されるまでの日数:日数が28日以内の症例を「有効例」とする。
1) 植皮/皮弁の生着(上皮化)の程度(上皮化が得られた植皮部の面積割合):80%以上の上皮化が得られ た症例を「有効例」とする。なお、対照部分がある場合はその比較をもって「有効」を判断する。
2) 下記項目についての各評価時期における研究者の評価
ⅰ)自覚症状
・疼痛:NRS(Numerical Rating Scale)による評価に基づき、以下の 3 段階で評価する。
0:軽い(NRS3 以下)
1:中程度(NRS4 6)
2:強い(NRS7 以上)
・その他の自覚症状:「なし」「あり」で評価する。
「あり」の場合には、記載された詳細事項を加味して 評価する。
ⅱ)創部所見
○共通項目
① 創部の肉芽増生:以下の 3 段階で評価する。
0:良好
1:わずか
2:なし
② 創内組織の色調:以下の 3 段階で評価する。
0:良好
1:普通
2:不良
③ 不良肉芽の有無:以下の 3 段階で評価する。
0:不良肉芽なし
1:不良肉芽の除去後
2:除去できない不良肉芽が残存
④ HD羊膜の状態:以下の 3 段階で評価する。
0:生着しており、肉芽が増生している
1:生着しているが、肉芽増生は認めない
2:HD 羊膜が完全に脱落している
⑤ 植皮/皮弁の生着(上皮化):下の 3 段階で評価する。
0:良好=生着している(上皮化が認められる)
1:普通=生着しているが、植皮/皮弁からの上皮化は認めない(上皮化の兆候がある)
2:不良=植皮/皮弁が完全に脱落している(上皮化が認められない)
⑥ 脆弱性:「なし」「あり」で評価する。
「あり」の場合には、記載された詳細事項を加味する。
⑦ 易出血性の有無:「なし」「あり」で評価する。
「あり」の場合には、記載された詳細事項を加味する。
⑧ 瘢痕の収縮:「なし」「あり」で評価する。
「あり」の場合には、記載された詳細事項を加味する。
⑨ 感染徴候の有無:「なし」「あり」で評価する。
「あり」の場合には、記載された詳細事項を加味する。
⑩ 創部のデジタルカメラ画像
○疾患特有の所見
【広範囲・重度熱傷壊死組織切除部位の皮膚再生】
⑪ 生検(パンチ生検法による)
【難治性皮膚潰瘍】
⑪ 生検(パンチ生検法による)
【露出腸管を伴う閉創困難な開放創】
⑫ 腸管の状態(露出腸管上の肉芽の状態、易出血性の有無)
⑬ 植皮後の植皮部の瘢痕化の程度
⑭ EAF 発生の有無:「なし」「あり」で評価する。
「あり」の場合には、記載された詳細事項を加味する。
ⅲ)その他のコメント :観察期もしくは中止時の研究者の印象に対するコメント
・【広範囲・重度熱傷壊死組織切除部位の皮膚再生】において人工真皮貼付を併用した場合、 該当部位との治療経過の比較結果
・【難治性皮膚潰瘍】において一般的な被覆保護剤にて治療を行った部位が併存する場合、 該当部位との治療経過の比較結果
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する薬品情報はありません
富山大学
富山県富山市杉谷2630
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