特定臨床研究
新しい呼吸機能評価方法の臨床研究：胸部X線動態解析を利用して
目的
この治験の目的は、市販のX線撮影システムを使って、呼吸機能評価に役立つ指標を見つけることです。具体的には、胸部のX線動画像を解析することで、呼吸機能に関する情報を得ることを目指しています。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上で男性でも女性でも参加できます。ただし、呼吸器の病気を持っている方で、呼吸機能検査でCOPD、ILD、混合性換気障害、または呼吸機能正常のいずれかに分類された方が対象です。また、20歳以上で、単純X線撮影で立っていることができ、深呼吸や息止めができる方で、治験に参加することについて十分に説明を受け、自分自身で同意できる方が対象です。ただし、妊娠中の方や研究責任医師や研究分担医師が不適当と判断した方は参加できません。
治験内容
この治験は、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺疾患を対象にした介入研究です。主要な評価方法は、胸部X線を使って肺の換気や拘束性換気障害を診断することです。また、呼吸機能や呼吸困難度、健康関連のQOLなども評価します。さらに、X線動態画像から生成した換気解析画像や血流解析画像も解析します。治験の目的は、新しい治療法の有効性や安全性を確認することです。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
主要エンドポイント１：胸部X線正面像の胸部X線動態解析による閉塞性換気障害（1秒量/肺活量<0.7）の診断
主要エンドポイント2：胸部X線正面像の胸部X線動態解析による拘束性換気障害（予測肺活量<80%）の診断
第二結果評価方法
1） 混合性換気障害（1秒量/肺活量<0.7かつ予測肺活量<80%）の検出
2） 胸部X線正面＋側面像の胸部X線動態解析を用いた動態パラメーター（最大肺野面積、気管狭窄率、肺野面積変化率）
3） 呼吸機能（VC、FVC）
4） 呼吸困難グレード(mMRCグレード)
5） 健康関連QOL（CATスコア）
6） X線動態画像から生成した換気解析画像の肺野
全体および上肺野・中肺野・下肺野の解析信号値（肺換気マッピング画像）
7） X線動態画像から生成した血流解析画像の肺野全体および上肺野・中肺野・下肺野の解析信号値（肺血流マッピング画像）
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
金沢大学附属病院
石川県金沢市宝町13-1
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