慢性期脳卒中片麻痺者に対するウェルウォークを用いた外来リハビリテーション治療の有効性
目的
慢性期脳卒中片麻痺者に対してウェルウォークを用いた歩行練習と運動療法を組み合わせた外来リハビリテーション治療を,週2回の頻度で実施することによって,歩行速度を改善させることができるかを検討すること
お問い合わせ情報
藤田医科大学病院
ttvista0914@yahoo.co.jp
0562-93-2167
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
治験実施組織に直接お問い合わせになる前に、受信中のお医者さまとご相談してください。
参加条件
男性・女性
選択基準
1. 本人またはその代諾者から文書により本研究への参加同意が得られた患者2. 年齢が18歳以上の患者3. 藤田医科大学病院リハビリテーション科に外来通院が可能な脳卒中片麻痺者4. 脳卒中発症後6か月以上経過した患者5. 平地歩行が自立または見守りで歩行可能な患者(歩行補助具の使用は問わず)6. 歩行速度が0.96km/h以下の患者7. 体重が35kg以上100kg未満の患者8. 身長が140cm以上190cm未満の患者
除外基準
1. 3か月以内にてんかん発作の既往がある患者2. 有症状の不整脈が存在する患者3. ペースメーカーが挿入されている患者4. コントロール不良の高血圧を合併している患者(安静時収縮期血圧180mmHg以上あるいは拡張期血圧120mmHg以上)5. コントロール不良の頻拍が存在する患者(安静時心拍120拍/分以上)6. 下肢,脊椎に易骨折性がある患者(重度の骨粗鬆症など)7. 関節可動域制限につながる下肢の異所性骨化が存在する患者8. 妊娠している患者及び妊娠の可能性がある患者9. 感染症に罹患し隔離が必要な患者10. ロボット脚を装着した練習を実施する場合,下肢の過大・変形・褥瘡のため,ロボット脚の装着が困難な患者11. 他の下肢・体幹運動,歩行に影響を及ぼす研究へ参加している患者12. 研究参加予定期間に下肢へのボツリヌス毒素製剤を用いた抗痙縮療法を予定している患者13. 開始前の観察期間に,歩行速度の最小可変変化量(0.10m/s)を超える変化を認めた患者14. その他,主治医及び研究責任医師,研究分担医師,研究分担者が不適切と判断した患者
治験内容
介入研究
快適歩行速度の介入前後での変化量
下記項目の介入前後,および介入前から介入4週後の変化量・快適歩行速度,最大歩行速度・6分間歩行距離・歩行の時間距離因子・3次元動作解析装置を用いた歩容の指標・Timed Up and Go Test(TUG)毎回の介入前後の快適歩行速度の変化量介入後と介入4週後の主観的評価(Global Rating of Change scales; GRC scales)
利用する医薬品等
販売名
組織情報
藤田医科大学病院
愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
LOADING ..
同じ対象疾患の治験
(39件)- ・ 急性非心原塞栓性虚血性脳卒中又は高リスク TIA(一過性脳虚血発作)発症後の18 歳以上の男性又は女性を対象に経口 FXIa 阻害薬 asundexian(BAY 2433334)の虚血性脳卒中発症抑制効果を検討する多施設共同、国際共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検、並行群間比較、イベント主導型第III相試験
- ・ 脳卒中リスクのある 18 歳以上の心房細動の患者を対象に、脳卒中又は全身性塞栓症の発症抑制に関する、経口 FXIa 阻害薬 asundexian(BAY 2433334)の有効性及び安全性をアピキサバンと比較する多施設共同、無作為化、実薬対照、二重盲検、ダブルダミー、二群間並行群間比較、第III相国際共同試験
- ・脳卒中による歩行障害を有する非急性期脳卒中患者に対する生体電位等で随意コントロールされた下肢装着型補助ロボット(HAL自立支援用下肢タイプ)によるリハビリテーションの安全性と有効性に関する観察研究(SH-1002 試験)
- ・磁気刺激を用いた脳卒中後の麻痺性浮腫に対する効果の検討 -ランダム化比較試験-
- ・PET画像から測定される脳内AMPA受容体・GABA受容体発現密度比の脳卒中片麻痺患者の予後評価における有用性を検討するための探索的試験