特定臨床研究
がん患者で肺塞栓症が起こりにくい人における、最適な血液をサラサラにする薬の投与期間を調べる研究
目的
この治験は、がんを持つ患者で肺塞栓症が見つかった場合、6か月間の治療群と18か月間の治療群にランダムに割り当てて、再発率や出血イベントの発生率を評価するものです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上80歳以下で、男性でも女性でも参加できます。治験に参加するためには、以下の条件を満たす必要があります。①がんがあり、新しく肺塞栓症が見つかった患者で、抗凝固療法による治療及び再発予防が予定されている患者、または②簡易版PESIスコアが1以下の患者です。しかし、以下の条件に該当する人は治験に参加できません。1.リバーロキサバンが禁忌の患者、2.生命予後が6か月以下と見込まれる患者、3.患者の同意が得られない患者、4.担当医師が試験に参加する事が適切でないと判断した患者(消化管出血や尿路出血のリスクが高い患者等)。
治験内容
この治験は、肺塞栓症という病気を対象に行われる介入研究で、フェーズ4と呼ばれる段階で行われます。主な目的は、18ヵ月の間にVTE(静脈血栓塞栓症)の再発イベントが起こるかどうかを調べることです。また、18ヵ月の間に大出血イベントや臨床的に問題となる出血、死亡なども評価されます。さらに、3ヵ月の間にPE(肺塞栓症)関連の死亡や再発、大出血なども調べられます。治験に参加する患者さんは、再発や出血などのリスクがあるため、治験の安全性や有効性を確認するために行われます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
18ヵ月のVTEの再発イベント
第二結果評価方法
18ヵ月の大出血イベント(ISTH基準)
18ヵ月の臨床的に問題となる大出血以外の出血
18ヵ月の臨床的に問題となる全ての出血(大出血+大出血以外の出血)
18ヵ月の全ての死亡
18ヵ月のPE関連死亡
18ヵ月の出血事象による死亡
18ヵ月の症候性のVTEの再発イベント
18ヵ月の観血的処置時の有害事象
3ヵ月のPE関連死亡、症候性VTEの再発、及び大出血(ISTH基準)の複合エンドポイント
3ヵ月のPE関連死亡
3ヵ月の症候性VTEの再発イベント
3ヵ月の大出血イベント(ISTH基準)
3ヵ月の入院を要した再発および出血イベントの有無
治験フェーズ
フェーズ4: 市販薬の再調査
利用する医薬品等
一般名称
リバーロキサバン
販売名
イグザレルト
実施組織
京都大学医学部附属病院
京都府京都市左京区 聖護院川原町54
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