免疫チェックポイント阻害剤とプラチナを含む化学療法の併用療法による初回治療が無効もしくは治療後に再燃した切除不能な進行・再発の肺扁平上皮癌患者を対象としたシスプラチン、ゲムシタビン、ネシツムマブの3剤併用療法の多施設共同第 II相試験

目的

免疫チェックポイント阻害剤と白金製剤を含む複合免疫療法による初回治療が無効もしくは治療後に再燃した進行・再発の肺扁平上皮癌におけるシスプラチン+ゲムシタビン+ネシツムマブ併用療法の有効性と安全性を検討する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

非小細胞肺癌


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

以下のすべての条件を満たすものとする。

1. 本試験登録前に試験内容の十分な説明が行われた後、患者本人から文書による同意が得られている患者

2. 同意取得時の年齢が20歳以上の患者

3. 組織診または細胞診により扁平上皮癌と診断されている患者

4. 切除不能な臨床病期III/IV 期または術後再発の患者

5. 測定可能病変を有する患者

6. 症状を有する上大静脈症候群のない患者

7. 症候性の脳転移を有しない、あるいは手術、薬物、又は放射線療法(定位放射線療法以外)を要する脳転移がない患者

8. 過去に脳転移を除く病変に対して放射線治療を受けたことがない患者。ただし、以下の放射線療法は許容される。

a. 登録の7日(同一曜日を含む)以上前に終了した肺野病変以外への緩和的放射線療法(定位放射線療法を含む)

b. 術後再発症例における再発前に行った術後放射線療法

c. 初回治療として行われた根治的化学放射線療法

9. コントロール不良な体腔液貯留(例:腹水や胸水)を有しない患者

10. 以下のいずれかの初回治療が無効もしくは治療後に再燃した患者

a. 免疫チェックポイント阻害剤と白金製剤を含む化学療法の併用療法(複合免疫療法)

b. 根治的化学放射線療法に引き続くデュルバルマブ維持療法(術後再発症例の再発後の初回治療として行われた根治的化学放射線療法に引き続くデュルバルマブ維持療法を含む)

11. 前化学療法歴が複合免疫療法のみの患者

12. 他のがん腫に対して、胸部放射線療法、化学療法、いずれの治療歴もない

13. 登録前の28 日以内に全身麻酔を伴う手術を受けていない

14. 7 日以内に皮下静脈アクセス器具の留置など局所麻酔を伴う手術およびそれに相当する手術を受けていない

15. ECOG のPerformance Status(PS)が0 又は1 である患者

16. 12週間以上の生存が期待できる患者

17. 過去に実施された治療により生じた有害事象が、有害事象共通用語基準(NCI-CTCAE)第5.0 版に従ってGrade1 以下に回復している患者

18. 根治的化学放射線療法に引き続くデュルバルマブ維持療法を施行した症例においては、登録時点で放射線肺臓炎を認めない、また放射線肺臓炎を認める場合は放射線肺臓炎がGrade1で安定している。

19. 十分な臓器機能を有する患者

・ 好中球数 ≧1.5 x 103/mm3

・ ヘモグロビン ≧9.0 g/dL

・ 血小板数 ≧10 x 104 /mm3

・ 総ビリルビン ≦1.5 mg/dL

・ アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)及びアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)≦100 IU/L(肝転移による場合 ≦200 IU/L)

・ 血清クレアチニン (Cre) ≦1.2 mg/dL

・クレアチニンクリアランス (Ccr) ≧50 mL/min(Cockcroft Gault 式*又は24 時間蓄尿)

*:Cockcroft-Gault 式

男性:Ccr={(140-年齢)×体重(kg)}/{72×血清CRE 値(mg/dL)}

女性:Ccr=0.85×{(140-年齢)×体重(kg)}/{72×血清CRE 値(mg/dL)}

・ PT-INR ≦1.5

・ SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)≧92%(室内気)

ただし、SpO2 <92%の場合、PaO2(動脈血酸素分圧)≧60Torrを満たせば適格とする。

20. B型肝炎の検査結果であるHBs抗原、HBs抗体、HBc抗体のすべてが陰性である。

ただし、HBs抗体 and/or HBc抗体が陽性の場合は、HBV-DNAが陰性であれば登録可とする。

21. 女性:外科的不妊手術を受けている、閉経後である、もしくは試験治療期間中及び試験薬投与終了後6ヵ月間に信頼性の高い避妊法(1%未満の失敗確率)を遵守できる患者

男性:外科的不妊手術を受けている、もしくは試験治療期間中及び試験薬投与終了後6ヵ月間に信頼性の高い避妊法を遵守できる患者


除外基準

以下の項目のいずれかに該当する症例は除外する。

1. 活動性の重複がんを有する患者。

2. 継続的にステロイド(PSL相当量で10mg/日より高用量)または免疫抑制剤の全身投与を受けている患者。

3. インスリン治療を必要とする糖尿病を有する患者。

4. コントロールできない血栓・塞栓症を有する患者。

5. X線及び胸部CT スキャンにて臨床的に問題となる間質性肺炎又は肺線維症を合併している患者、及び間質性肺炎の既往歴を有する患者。

6. 臨床的に重要な冠動脈疾患、コントロールできないうっ血性心不全(New York Heart Association[NYHA]III 又はIV 期)、又は薬物によるコントロールが不良の不整脈を有する患者。

7. 狭心症を有する、又は登録前6ヵ月以内に心筋梗塞を経験した患者。

8. 標準的な薬物治療を行ってもコントロールできない高血圧(収縮期圧150 mmHg 以上又は拡張期圧90 mmHg 以上と定義する)を有する患者。

9. Child-Pugh分類Bのスコア(又はより重度)の肝硬変、または肝性脳症の既往もしくは臨床的に問題となる腹水*を有する肝硬変(重症度を問わない)がある。

10. 試験薬に含まれるいずれかの成分に対してアレルギーを有する又は過敏症反応の既往がある患者。

11. 全身治療を要する、進行中又は活動性の感染症(HIVや結核を含む)を有する患者。

12. 試験手順の遵守が困難となるような認知症、発作、又は双極性障害を含む重大な神経障害又は精神障害の既往がある患者。

13. 科学的又は医学的に本試験と両立しないと考えられる臨床研究に参加中の患者。

14. 妊娠中、又は授乳中である。

15. 薬物乱用歴がある患者。

16. 試験責任医師又は試験分担医師が試験参加は不適切であると評価した患者。

治験内容

研究のタイプ

特定臨床研究介入研究


主要結果評価方法

客観的奏効割合


第二結果評価方法

全生存期間

無増悪生存期間

病勢コントロール割合

安全性プロファイル(有害事象:頻度、重症度)

PFIの長さによる治療効果の検討、患者背景(血管新生阻害剤の適応の有無、初回治療のタイプ)による治療効果の検討

CDDP+GEM+Neciの忍容性(投与コース数、休薬・減量、Dose Intensity)

利用する医薬品等

一般名称

ネシツムマブ、ゲムシタビン塩酸塩、シスプラチン


販売名

ポートラーザ点滴静注液800㎎、ジェムザール注射用200㎎ 等、ランダ注10mg 等

組織情報

実施責任組織

関西医科大学附属病院


住所

大阪府枚方市新町2-3-1