特定臨床研究
高齢者の筋肉減少症と腎臓病を合併した患者のための食事療法の開発
目的
高齢の腎臓病患者で筋肉量が減少している人に、運動療法を併用した標準的な食事療法のたんぱく質制限が、体組成や腎機能・蛋白尿にどのような影響を与えるかを調べるための治験です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、65歳以上の男性・女性で、腎臓の機能が少し低下している患者で、筋肉量が少なくなっている患者です。また、書類に同意してくれる患者であることが必要です。一方、下半身の運動ができない患者や、腎臓の機能が急速に低下している患者、認知症がある患者、ステロイド治療中や化学療法中の患者、食べ物を飲み込むことが難しい患者、身長が140cm以下または170cm以上の患者、血糖値が高い患者、肝臓の病気がある患者などは参加できません。また、その他にも参加が不適切と判断される患者がいる場合もあります。
治験内容
この治験は、慢性腎臓病とサルコペニアという病気について、食事の影響を調べるものです。治験のタイプは「介入研究」で、食事の内容を変えて、12週間後に体の組成や腎臓の機能などを調べます。また、尿蛋白量や栄養指標、身体機能、たんぱく質摂取量なども調べます。治験終了後も、12週間の追跡期間があり、体の組成や腎臓の機能、たんぱく質摂取量の変化を調べます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
食事介入開始時と12週後の体組成(DEXA法による筋肉量測定)、腎機能(シスタチンCによるGFR測定)変化
第二結果評価方法
①食事介入開始時と12週後における尿蛋白量(24時間蓄尿)の変化
②食事介入開始時と12週後における栄養指標(血清アルブミン、プレアルブミン、総コレステロール、中性脂肪、トランスフェリン)、身体機能(膝進展筋力、握力、通常歩行速度、最大歩行速度)、たんぱく質摂取量(24時間蓄尿、食事調査による推定摂取量)の変化
③食事介入開始時と12週後における動物性/植物性たんぱく摂取量比(食事調査による推定摂取量)の変化
④食事介入終了後12週の追跡期間後の体組成変化、腎機能・蛋白尿の変化、たんぱく質摂取量の変化
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
一般名称
KISSEI 低たんぱく米
販売名
KISSEI ゆめごはん1/35トレー(150g、180g、200g)
実施組織
滋賀医科大学
滋賀県大津市瀬田月輪町
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