特定臨床研究
関節リウマチの朝のこわばりを和らげる使い捨てカイロの効果について調べる試験
目的
この治験は、関節リウマチ患者に対して、就寝中に研究開発中のカイロ及びカイロホルダーを使用して上肢を加温することで、朝のこわばり緩和効果を調べるものである。また、同時にカイロ及びカイロホルダーの安全性も検討する。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、20歳以上90歳未満で、男性でも女性でも参加できます。関節リウマチと診断された患者で、朝のこわばりを15分以上感じている方が対象です。また、治療薬の開始や用量変更を最近4週間以内にしていない方、そして、治験について説明を受けて理解し、自分で同意できる方が参加できます。ただし、皮膚疾患や感染症、糖尿病、末梢神経障害、血液透析などの病気を持っている方、カイロを自分で脱着できない方、または研究責任医師が不適当と判断した方は参加できません。
治験内容
この治験は、関節リウマチという病気を対象に、新しい治療法の効果を調べるものです。治験のフェーズはフェーズ0で、介入研究と呼ばれる方法で行われます。治験の主な目的は、患者さんが自分で日誌に記録した、朝のこわばりに対する評価スコアの変化を調べることです。また、治験の第二の目的として、カイロを使うことで、朝のこわばりの持続時間や握力の変化、病気の活動度や関節のエコー所見、天候と朝のこわばりの関係、カイロの安全性などを調べます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
患者自身により日誌に記載された、カイロ非装着期間から装着期間の朝のこわばりに対する全般評価スコア(’MS score’ : 0から10までの11段階の整数値で表す)の変化量
第二結果評価方法
1.カイロ非装着期間から装着期間の朝のこわばり持続時間の変化量
2.カイロ非装着期間から装着期間の握力の変化量
3.関節リウマチの疾患活動性(DAS28-CRP, CDAI)
4.関節エコー所見(MP, PIP, wrist)
5.天候と朝のこわばりの相関
6.カイロの安全性評価(熱傷の発生頻度および重症度)
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
大阪大学医学部附属病院
大阪府吹田市山田丘2-15
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