止血異常症患者のリハビリテーション治療において、装着型サイボーグHALが疼痛軽減や筋力向上、歩容改善、患者満足度上昇に有効かどうかを調べるための治験です。治験では、HALを早期に使用した場合の効果も調べます。
この治験に参加できる人は、12歳以上85歳以下で、男性でも女性でも構いません。ただし、奈良県立医科大学附属病院で止血異常症と診断されている人、疼痛や身体機能低下があり、肘や膝、足関節のリハビリテーション治療が必要な人、文書による同意を得た人が対象です。一方、高度の関節変形がある人や関節固定術後の人、皮膚が脆弱で電極貼付により皮膚障害の可能性がある人、ペースメーカーやICDを埋め込まれている人、リハビリ治療に支障をきたす循環器疾患や呼吸器疾患を有する人、説明や指示の理解が困難な人、中等度以上の不随意運動や運動失調、姿勢反射障害を有する人、重度の拘縮・痙縮を有する人、インヒビターハイレスポンターやインヒビター中和療法で効果の無かったローレスポンダー患者などの止血治療が困難な人は、参加できません。また、医師が不適当と判断した人も参加できません。
この治験は、止血異常症という病気に対して、新しい治療法を試すものです。治療法には、リハビリテーションを行うことが含まれています。治験の結果を評価するために、患者さんがリハビリテーションを終えた後の動きの変化を調べます。また、治療前と治療後の患者さんの痛みや不安、筋力、関節の動き、立っているときの安定性、歩き方、体温、治療の満足度、疲れ具合なども調べます。
介入研究
共通リハビリ終了後の患部屈曲伸展運動のVASとその後に行うHAL有/無の屈曲伸展運動のVASの変化量
1)1・2回目リハビリ終了後におけるTSK-Jの、患者登録時TSK-Jからの変化量
2)症例ごとのリハビリテーション治療施行前と全てのリハビリテーション治療施行後の、日常生活における疼痛・動作恐怖、筋力、関節可動域、立位安定性、歩容、赤外線による体表温、リハビリテーション治療の満足度、リハビリテーション治療の疲労感
情報なし:
利用する薬品情報はありません
奈良県立医科大学附属病院
奈良県橿原市四条町 840
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