この治験は、大うつ病性障害に対する経頭蓋直流電気刺激の治療効果と安全性を調べるものです。
この治験に参加するための条件は、25歳以上90歳以下で、男性でも女性でも構いません。ただし、福井大学医学部附属病院神経科精神科に入院中の患者である必要があります。また、大うつ病性障害と診断され、ハミルトンうつ病評価尺度で17点以上のスコアが必要です。さらに、書面による説明同意を理解し、署名可能である必要があります。一方、統合失調症、統合失調感情障害、双極I型障害、双極II型障害と診断されている、あるいは診断されたことがある人、終末期、あるいは重篤な身体疾患を持つ人、治療が必要な甲状腺機能異常がある人、明らかな脳波異常がある人、脳に占拠性病変がある人、妊娠中の人、うつ状態が重度で、食事が取れない、著しい希死念慮など、直ちにうつ病を改善することが必要である人、焦燥が強く、20分間の電気刺激中、安静を保てない人は参加できません。
この治験は、大うつ性障害を対象にした介入研究で、フェーズ2の段階にあります。治療効果は、ハミルトンうつ病評価尺度(HAMD-17)、こころとからだの質問票(PHQ)、ベック抑うつ質問票第2版(BDI-II)の得点変化によって評価されます。また、治療の安全性はProposal of a questionnaire surveying for tDCS adverse effects(PQSTAE)によって評価されます。
介入研究
1) tDCSによる大うつ病性障害に対する治療効果をハミルトンうつ病評価尺度(HAMD-17)およびこころとからだの質問票(PHQ)、ベック抑うつ質問票第2版(BDI-II)の得点変化により評価する。
2) tDCSの大うつ病性障害治療における安全性をProposal of a questionnaire surveying for tDCS adverse effects(PQSTAE)により評価する。
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する薬品情報はありません
福井大学医学部附属病院
福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3
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