特定臨床研究
脳波を使った治療法が統合失調症に効果的かどうかの研究
目的
この治験は、統合失調症の認知機能障害を改善する新しい治療法を開発するために、機能的MRIと脳波を統合したニューロフィードバック法を使用して、統合失調症患者に適用することを目的としています。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上55歳以下で、男性でも女性でも参加できます。ただし、京都大学医学部付属病院精神神経科外来に通院している人で、統合失調症や他の精神病性障害、統合失調スペクトラム障害と診断されている人が対象です。気分安定薬などで気分症状が安定している統合失調感情障害の人も参加できます。また、症状が安定していることや正常または矯正視力を持っていること、研究に参加することに同意していることが条件です。 一方、以下の条件を満たす人は参加できません。心臓ペースメーカーを使っている人や脳血管のクリップを使っている人、神経の電気刺激装置を使っている人、埋め込み式ポンプを使っている人、金属片が体内に残っている人、入れ墨を持っている人、電気けいれん療法の治療歴がある人、てんかんや物質依存、学習障害、重篤な心疾患、大うつ病、双極性障害などの合併症や既往がある人、妊娠中または妊娠の可能性がある女性、授乳中の女性、研究中の避妊に同意しない女性、メタンフェタミンなどの認知機能に影響を与える薬剤により治療中の患者、症状の不安定な患者、ニューロフィードバックトレーニングの経験がある場合は前回から1年以上経過していない者は参加できません。また、臨床研究完遂が困難な患者や臨床研究参加により不利益を被る可能性がある患者、又は臨床期間中の安全性確保が困難な患者も参加できません。
治験内容
この治験は、統合失調症や他の精神病性障害に対する新しい治療法を研究するものです。治療法の効果を評価するために、患者さんたちに認知機能の評価や精神病の症状の評価を行います。また、治療法が安全であるかどうかも評価します。治験の結果は、新しい治療法の開発に役立つことが期待されています。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
統合失調症認知機能簡易評価尺度日本語版(BACS-J)
第二結果評価方法
有効性評価項目:
・Cambridge Neuropsychological Test Automated Battery (CANTAB)
・統合失調症認知評価尺度日本語版 (SCoRS-J)
・日本語版特定機能レベル評価尺度(SLOF-J)
・N-back課題などの他認知機能試験
・精神病の症状ドメイン簡易評価尺度(BE-PSD)
・ベック抑うつ質問票 (BDI-2)
・Snaith-Hamilton Pleasure Scale日本語版(SHAPS)
・やる気スコア(Apathy Scale)
・fMRI/EEG data
安全性評価項目:
・有害事象
その他:
・知能的機能の簡易評価(JART25)
治験フェーズ
情報なし:
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
京都大学大学院医学研究科
京都府京都市左京区聖護院川原町54
同じ対象疾患の治験
お医者さまへ
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
治験を募集している方ですか?
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。