この治験は、大腸腺癌の治療方法を研究するものです。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2という段階にあります。治験の主な目的は、腫瘍から口側および肛門側への蛍光リンパ流の距離を評価することです。また、術中ICG蛍光観察の有無や腫瘍近傍への局注したICG蛍光観察の有無、予定郭清範囲外への蛍光リンパ流の有無と部位、予定郭清操作の術中変更の有無、蛍光リンパ節のがんの転移の有無、リンパ節郭清個数、腫瘍進行度、手術時間、出血量、術後有害事象の有無と内容なども評価します。治験に参加する患者さんたちは、この治験によって新しい治療法が開発される可能性があることを知って、自分自身の治療に貢献することができます。