特定臨床研究
パーキンソン病患者の首の感覚神経を電気刺激して嚥下機能を改善するリハビリについての研究
目的
この治験は、パーキンソン病患者に頸部感覚神経電気刺激を与え、咳テストの改善を調べることを目的としています。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できる人は、20歳以上85歳以下の男性・女性で、パーキンソン病と診断されている人で、重症度がHoehn-Yahr stage2〜4で、登録の1か月前からレボドパ製剤の処方が変更されていない人です。また、週2回の通院が可能な人が対象です。ただし、ペースメーカーや埋め込み型除細動器を使用している人、脳深部刺激療法を施行中の人、妊婦や妊娠希望者、頭頚部癌既往あるいは手術歴がある人、活動性肺炎や嚥下リハビリ継続中の人は除外されます。
治験内容
この治験は、パーキンソン病の治療について研究するもので、介入研究のフェーズ2になります。主な評価方法は、8週間の治療終了時点での咳テストの正常な反射を持つ患者の割合です。また、治療前と比較した正常な患者の割合や、咳嗽が誘発される割合、嚥下状態の正常な患者の割合、誤嚥や喉頭侵入率の減少、そして16週間の全期間での肺炎発症の有無も評価されます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
8週間の介入終了時点における、咳テストの正常咳嗽反射者割合
第二結果評価方法
・介入終了8週間後における、介入開始前と比較した咳テストの正常患者割合
・8週間の介入終了時点および介入終了8週間後における咳テスト開始30秒間に咳嗽が誘発される割合
・8週間の介入終了時点および介入終了8週間後における嚥下状態正常者割合
・8週間の介入終了時点および介入終了8週間後における嚥下造影時相解析による誤嚥および喉頭侵入率の減少
・16週間の全観察期間における肺炎発症の有無
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
利用する薬品情報はありません
実施組織
広島大学病院
広島県広島市南区霞1丁目2番3号
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