この治験では、シクロデキストリンをニーマンピック病C型(NPC)患者に投与し、投与量や投与間隔の妥当性、臨床効果、安全性を調べることを目的としています。投与方法は、脳室内に留置したOmmayaリザーバーを介してまたは腰椎穿刺によるものです。
この治験に参加できる人は、2歳以上15歳以下の男女で、ニーマン・ピック病C型と遺伝子レベルで確定診断されていて、神経症状を発症している人です。また、定期的な腰椎穿刺による髄腔内投与が可能で、佐賀大学医学部附属病院に評価とフォローアップのために繰り返し来院できる人が対象です。ただし、抗凝固薬の使用歴や出血性疾患がある人、黄疸や右上腹部痛の症状がある急性肝臓病の人、貧血がある人などは除外されます。治験に参加することで、新しい治療法の安全性や有効性を調べることができますが、治療が期限付きであることや、投与に伴う危険性や合併症があることを理解している必要があります。
この治験は、ニーマンピック病C型という病気の治療法を研究するものです。治験のタイプは介入研究で、フェーズ2という段階に進んでいます。治療前後で患者の神経学的所見を評価し、治療が効果的であるかどうかを調べます。また、脳波やMRIなどの検査も行い、治療の効果を評価します。
介入研究
治療前後での患者の神経学的所見(Modified disability scale for NPCによる発達・障害評価)の変化率
脳波の改善の有無,聴力の変化,MRI
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
2-ヒドロキシプロピル-ベータ‐シクロデキストリン(2-Hydroxypropyl-beta-cyclodextrin)
薬剤としては未発売
佐賀大学医学部附属病院
佐賀県佐賀市鍋島5丁目1-1
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