日本における初発ホジキンリンパ腫に対するA-AVD療法の成績(前向き登録研究)

目的

未治療の初発ホジキンリンパ腫の患者(臨床病期 ⅡB―Ⅳ期)に対し、A-AVD(brentuximab vedotin + adriamycin + vinblastine + dacarbazine)療法を実施する患者のデータを前向きに登録し、有効性を評価する また、診断時の検体を用いて、腫瘍細胞の遺伝子変異や免疫微小環境の評価を行う。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

ホジキンリンパ腫


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1) Ann Arbor分類 ⅡB―Ⅳ期のホジキンリンパ腫と新たに診断され、一次化学療法でA-AVD療法による治療をおこなう予定の患者

2) 20歳以上(同意書の署名時点)である患者

3) WHO分類に従って、古典的ホジキンリンパ腫(結節硬化型、混合細胞型、リンパ球豊富型、リンパ球減少型)と診断された患者

4) Revised Response Criteria for Malignant Lymphoma(Cheson 2007)に基づき、測定可能な標的病変を有する患者。

5) 同意説明文書の内容を理解し、自由意思で同意書に署名できる患者。

6) 研究計画書上の来院その他の規定を遵守できる患者。

7) Performance status(PS)が良好(0、1、2)である患者。

8) 登録前7日以内に、以下の基準を満たした患者。

(期間内に、一度でも満たせば適格とする。また、同時に満たす必要はなく、別日でも可とする。)

① 絶対好中球数(Absolute Neutrophil Count:ANC)≧1,500 /mm3

② 血小板数≧7.5×104 / mm3

   ※①②は骨髄浸潤が認められていない患者のみ

③ 総ビリルビン≦2.0 mg/dL

④ AST(GOT):基準値上限(ULN)の3倍以下

⑤ ALT(GPT):基準値上限(ULN)の3倍以下

⑥ 血清クレアチニン≦2.0 mg/dL

   またはクレアチニンクリアランス算出値 40ml/分以上

⑦ Hb≧8g/dL

  ※G-CSF投与後、輸血後の検査値の採用も可能とする。

9) 研究参加期間中の避妊に同意が得られる患者(男性患者・女性患者とも)。


除外基準

1) 全身的治療を要する活動性の感染症を有する患者。

2) 妊娠中、妊娠の可能性がある、産後28日以内、授乳中のいずれかに該当する女性患者。

3) 精神病または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される患者。

4) PMLの兆候や症状を含む既知の脳疾患や髄膜疾患(原疾患またはそれ以外の起因による)を有する患者。

5) 日常生活動作に困窮を生ずる、または薬物投与を要する症候性神経疾患を有する患者。

6) CTCAE v5.0によるグレード2以上の感覚性または運動性の末梢性ニューロパチーを有する患者。

7) 組み換え蛋白、マウス蛋白、本研究の治療薬のいずれかに対して、過敏症を有することが判明している患者。

8) 活動性の重複がんを有する。

9) 不安定狭心症を合併、または6か月以内の心筋梗塞の既往を有する。

10) CTCAE v5.0によるグレード3以上の肝障害、心障害、腎機能障害のいずれかを有する患者。

11) ホジキンリンパ腫に対する全身化学療法をおこなったことのある患者。(ただし、局所の放射線照射は可とする)

12) 担当医がA-AVD療法が適さないと判断した患者。

13) その他、本研究への参加が困難と担当医師が判断した患者。

治験内容

研究のタイプ

特定臨床研究介入研究


主要結果評価方法

A-AVD療法の完全奏効(CR)割合


第二結果評価方法

・ A-AVD療法の治療効果(奏効割合;RR、無増悪生存期間;PFS、全生存期間;OS)

・ A-AVD療法を施行された患者のG-CSF一次予防の実施割合と発熱性好中球減少症(FN)発症割合

・ A-AVD療法を施行された患者の各薬剤の相対用量強度(RDI)および有効率

・ 試験期間中に再発をきたした症例の再発後治療の内容とその効果

・ A-AVD療法の安全性

探索的評価項目

・ 診断時の検体を用いた腫瘍細胞の遺伝子変異や免疫微小環境の評価、治療効果との相関対象

・ Cell free DNAを用いたMRD評価

利用する医薬品等

一般名称

ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)注、注射用ドキソルビシン塩酸塩、注射用ビンブラスチン硫酸塩、注射用ダカルバジン


販売名

アドセトリス点滴静注用50㎎、アドリアシン注用 10/50 等、エクザール注射用 10㎎ 等、ダカルバジン注用100

組織情報

実施責任組織

独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター


住所

大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14