未治療脳転移を有する進行非小細胞肺癌を対象としたプラチナ製剤併用化学療法+ニボルマブ+イピリムマブの第II相試験

目的

ドライバー遺伝子陰性・不明の未治療脳転移を有する進行非小細胞肺癌に対するプラチナ製剤併用化学療法+ニボルマブ+イピリムマブの有効性と安全性を評価する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

進行非小細胞肺癌


治験フェーズ

フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1) 組織診、細胞診のいずれかにより非小細胞肺癌と診断されている。

2) 臨床病期は以下の(1)~(3)のいずれかに該当する。

(1)IV期

(2)術後再発

(3)最終照射日から168日(24週)以上経過した体幹部根治的放射線照射後再発

3) 本試験の対象となるがんに対する全身薬物療法歴がない。

4) 非扁平上皮癌についてはEGFR遺伝子変異が陰性である。なお、扁平上皮癌の場合EGFR遺伝子検査は不要。

5) ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、BRAF(V600E)遺伝子変異、MET exon 14 スキッピング変異、RET融合遺伝子、NTRK融合遺伝子が陰性または不明。

6) 同意取得時年齢が20歳以上。

7) ECOG performance status(PS)が0~1である。

8)頭部MRI(可能な限り造影MRI)で最長径がスライス幅の2倍以上かつ5mm以上の未治療脳転移を有する。脳転移症状の有無は問わない。ただし、脳転移に対して緊急に放射線治療や外科的切除を要する症例、放射線治療歴、手術歴のある症例は登録不可とする。また、脳転移に対する抗浮腫療法としてのステロイドの投与期間・投与量には制限はない。

9) 脳転移以外の測定可能病変の有無は問わない。

10) 登録前に以下の先行治療又は処置を行った場合には、終了からの規定期間が経過している。

①非中枢神経系転移巣に対する緩和的放射線治療

最終照射日から7日以上経過している。

②ドレナージ

胸水、心嚢液、腹水の排液を中止してから7日以上経過している。

③全身麻酔を伴う外科的治療

治療から7日以上経過している。

11)自己免疫疾患の合併、および慢性的または再発性の自己免疫疾患の既往歴を有さない。ただし、適切な治療によってコントロールが良好な場合は登録可とする。

12)主要臓器機能に高度な障害がなく、以下の基準を満たしている

(1) 好中球数 ≧ 1,500/mm3

(2) ヘモグロビン ≧ 9.0 g/dL

(3) 血小板数 ≧ 100,000/mm3

(4) AST,ALT ≦ 100 IU/L (肝転移例は ≦ 200 IU/L)

(5) 総ビリルビン ≦ 1.5 mg/dL

(6) 血清クレアチニン ≦ 1.5 mg/dL (非扁平上皮癌の場合は、クレアチニンクリアランス≧45 mL/minを確認する。)

(7) PaO2 ≧ 60 torr または SpO2 ≧ 90%

13)患者本人から文書による参加の同意が得られている。


除外基準

1)活動性の重複がんを有する。

2)ドレナージなどの外科的処置を要する局所の感染症または全身性の活動性感染症を有する。

3)活動性のB型肝炎、活動性のC型肝炎を有する。

4)登録時の胸部CTで明らかな間質性肺疾患がある。

5)脳転移に対する抗浮腫療法以外で、プレドニゾロン換算で10 mg/日より高用量のステロイド剤の継続的な全身投与(内服または静脈内)を要する患者、および免疫抑制剤を使用中の患者。

6) 以下に示す重篤な合併症を有する。

・ 1年以内の脳血管障害の既往がある患者。

・ 頻発する一過性脳虚血発作を有する患者。

・ 症候性うっ血性心不全、不安定狭心症、登録前1年以内の心筋梗塞の既往がある患者。

・ 心電図で臨床的に重篤な不整脈がある

・ 消化管穿孔、瘻孔、憩室炎の合併、あるいはその1年以内の既往がある患者。

・ コントロール不能な消化性潰瘍がある患者。

7) 適切な治療によってもコントロールが不良な糖尿病を合併している

8) 扁平上皮癌の場合、Grade 2以上の末梢神経障害を有する。

9) カルボプラチン、ペメトレキセドまたはパクリタキセル、ニボルマブ、イピリムマブの成分・添加物に過敏症を有する患者。

10) 臨床上問題となる精神疾患により本研究への登録が困難と判断される。

11) 妊婦、授乳婦、または避妊する意思がない患者。

12) その他、担当医師が研究参加を不適当と判断した症例。

治験内容

研究のタイプ

特定臨床研究介入研究


主要結果評価方法

脳転移の奏効割合


第二結果評価方法

脳転移の無増悪生存期間、3・6・9・12ヶ月の脳転移無増悪生存割合、脳局所療法までの期間、脳転移増悪後の脳転移への局所療法の有無・方法、脳転移以外の奏効割合、脳転移以外の無増悪生存期間、全身性の奏効割合、全身性の無増悪生存期間、全生存期間、安全性

利用する医薬品等

一般名称

ニボルマブ(遺伝子組換え)、イピリムマブ(遺伝子組換え)、カルボプラチン、ペメトレキセドナトリウム水和物、パクリタキセル


販売名

オプジーボ点滴静注20mg,100mg,120mg,240mg、ヤーボイ点滴静注液50mg 、パラプラチン注射液50mg,150mg,450mg 等、アリムタ注射用100mg,500mg 、タキソール注射液30mg,100mg 等

組織情報

実施責任組織

九州大学病院


住所

福岡県福岡市東区馬出3-1-1